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 アニメ「とある科学の超電磁砲」、第1話「電撃使い」のネタバレ感想です。
 バンダイチャンネルでのちょい送れWEB視聴分になっております。
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 百合乳もみ、燃えるバトル、カッコイイOPと娯楽要素ぎっしりで大変面白かったです。ところどころから舞台モデルが筑波っぽい気がしたというか、真偽はともかく学園都市の雰囲気にノスタルジーを感じられる作品だったのも個人的にポイント高し。個々人の能力値の差・壁というのはああいう学園都市内だと自然と結構意識されてしまうものなので、その辺りの主題にも経験上とても共感できました。

 第1話はレベル0の佐天さんと、レベル5の美琴とがお互いを理解するお話。佐天さんからすれば、能力ヒエラルキーの頂点にいるレベル5の美琴なんてお高くとまっている人なんじゃないかという先入観があり、美琴の方は能力ヒエラルキーに依拠した外付けされた憧れを自分に向けてくる連中に辟易しているというスタート地点。前半〜中盤でこの2人の交流を描いていた所が効いています。佐天さんは意外と普通な感じの美琴に理解を示しはじめるし、美琴もカエルをくれた佐天さんを好きになる。クレープ屋あたりのシーンは名場面だなー。

 そういう仕込みがばっちり効いてきて、クライマックスのバトルでは、美琴はレベル0でも関係なく男の子のために勇気を振り絞って立ち向かった佐天さんを決定的に認めるし、だからこそ、あんだけ序盤で美琴はジャッジメントじゃないから戦闘には参加してはいけないという制約が強調されていたのに、レベル5の美琴がレベル0の佐天さんのためにその制約を破って作品タイトルにある超電磁砲を撃ち放つというのがたいへん熱かった。外付けされた能力値ヒエラルキーとか関係無い。カエルの恩義は、超電磁砲で返す、的な。他者から見た外付け評価は違っていても、どちらも行動に対して出し惜しみせずに自分のベストを尽くしたというのが素敵に描かれています。

 エンディングは、美琴が佐天さんにカッコよかったということを伝えて、佐天さんも美琴はやっぱりカッコよかったということをモノローグで語る。能力値の壁が越境されたという瞬間が描かれて、そのままテラカッコいいオープニングへ突入。これは完璧な第1話だなー。めちゃめちゃ面白かったっス。

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→次回:第2話「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」&第3話「ねらわれた常盤台」の感想へ
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