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ピクル戦決着(たぶん)。
なんか、大白亜の光景をピクルが幻視する所で不覚にも涙ぐんでしまった。
大白亜の光景−ビルディングがそびえ立つ人類文明の光景
と、
身体勝負の原始的闘争−技術を錬磨した現代の格闘技術での闘争
が、それぞれ対応関係になっている。
ピクルに原始人というだけじゃない「誇り」みたいなのが生まれるというのをピクル戦では描いていたふしがあるのだけど、ピクルの誇りは上の図だと自分は左側にこだわることだったんだよね。なので、誇りを傷つける所からはじまった刃牙VSピクル戦だったので、刃牙が最後の最後に左側の身体闘争で真向勝負に切り替えたにも関わらず、ピクルが技術を使った時点で、勝敗はやっぱりピクルの負けという意味なんだと僕は解釈した。
刃牙がときどきは(大白亜の光景=原始の身体勝負)を見に来てもいいかい? ってピクルに語りかけるエンディングもなんかイイ。格闘技術には意味があると断言した刃牙だけど、原始の身体勝負の気高さもまたを認めている。想像力が生み出した、養老孟司さんなんかが「人間の脳の中」と言うような現代文明の光景も進歩と捉える一方で、そういうのが何もなかった原初の風景に憧れるというのも、なんか分かる。
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