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バンダイチャンネルでのちょい送れWEB視聴分になっております。
●第2話「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」
もの凄いエンターテイメントだった第1話に対して、どうしようもない1話(笑)。黒子の変態っぷりを押しに押して成り立たせたという。第1話が美琴&佐天さん、第3話が初春とそれぞれメイン回で見せ場があるのに、黒子メインの第2話がこれという黒子の扱いが凄い。
黒子の美琴への気持ちがファッションじゃなくて、ちゃんとした気持ちなんだっていうのを第2話で描いておく必要はとてもあったと思います。美琴が辟易している、レベル5だからという外付け評価で憧れを向けてくる人達とは、黒子はちょっと違う。それゆえに、イイ話でまとまりそうになった所で媚薬で黒子変態オチに転じたのが、ああ、黒子は愛されてるなと思ったのでした。
●第3話「ねらわれた常盤台」
一方こちらは初春がやたらカッコ良かった。普段おっとりしてるのに、自分の専門分野ではテラ凄いというのはやっぱりカッコいい。
地味に、完璧なシステムの中での優秀さと、未知数でアナログな人間という作品の主題が見えてきた回。まあ第1話がレベル0の佐天さんとレベル5の美琴の相互理解の話だったしね。
完璧な天候予測、監視カメラでシステマティックに俯瞰すれば女子生徒一人の犯行など簡単に捕まえられる、辺りが「完璧なシステム」の方で、レベル2だけど完全に消えることができた女子生徒や、ラストのバンクのデータに疑問をもつ美琴や、佐天さんの「たまに外すくらいの茶目っ気」という台詞が「未知数でアナログな人間」の方。
そう思うと、親友同士だけど監視カメラをシステマティックに操作しきった初春はシステム側のキャラで、佐天さんがアナログ側のキャラでもあるのか。
第1話からして、システマティックに統制された研究学園都市でも犯罪は起こるという話だったし、今回も規律正しそうなお嬢様空間に忍び込んだ(犯罪方面に行ってしまった)女子生徒の自我というお話でした。システマティックに管理されそうになると人間反抗するもので、まあ研究学園都市計画とか、失敗してなんぼだよね。つくばとか!(実名出したー!)
と、こういう風に主題を捉えてみると、第1話はやはりギュウギュウに全てが詰まっています。完璧なシステムの中の優秀さの具現の如き超電磁砲は、システムに準じるならジャッジメントじゃない美琴は使ってはいけなかった。けれど、システム上レベル5の美琴が、レベル0の佐天さんを極めてアナログに、人間的に認めて、その上で助けたかったから、迷わずに超電磁砲を使用した。美琴も佐天さんもカッコ良すぎるぜ。

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