侍戦隊シンケンジャー感想／第三十八幕「対決鉄砲隊（たいけつてっぽうたい）」

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　「モウギュウバズーカ！」（殿）

　『侍戦隊シンケンジャー』第三十八幕「対決鉄砲隊（たいけつてっぽうたい）」のネタバレ感想です。

　◇

　刀の天敵として描写されることが多い鉄砲、というか歴史上も刀は鉄砲に負けた感もある訳ですが、刀刀したシンケンジャーの面々が、天敵の鉄砲を敵側に鉄砲隊として組織されて大苦戦というお話。近距離VS遠距離。王道ながらシチェーションだけで燃えます。どうやってこの圧倒的不利を攻略するんだろう！？　と見ていて燃え燃えでした。

　そして、我らが殿様の攻略法がこちら↓

　「モウギュウバズーカッッ！」（殿）

　あ、ああ、うん、そういう攻略法なんだ。別に短距離武装としての刀の矜持とかないんだ。敵が鉄砲なら、こっちはバズーカを用意すればいいという殿イズム。

　「うぉああぁぁ！」

　と雄叫びをあげながら、片手にシンケンマル、片手にモウギュウバズーカという、二刀流、じゃないな、なんていえばいいのだろう、とにかくそういう状態で敵鉄砲隊に突撃していく殿様が熱かった。無敵だよこの人。

　◇

　ストーリー面では、メインキャラの親子話（家族話）が一区切りついたので、後は殿様と先代レッドとのお話を残して、今回は変化球で彦馬さんの家族話。姿だけ確認するけれど、一言も交わさないで振り返る。お互いがそのあり方を分かっている、というエンディングはカッコいいな。しんみりとエモーショナルだった他のメンバーの家族話に対して、殿様と彦馬さんはエラく武士な感じです。

　この親子話がストーリーの核にあるシンケンジャーという作品の帰結としては、やっぱり殿が先代レッドから託された「術」を使う所がクライマックスになるのかな。バズーカとかノリノリで振り回している殿ですが、最後の技は武士っぽいのを期待です。


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