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 今日発売のマガジンとサンデーの簡単なネタバレ感想です。
●ネギま!

 千雨が超の未来科学を使って仮想空間をぶち破ってくるって所が熱かったな。超編でずっと現実とファンタジー(虚構)のどちらに付くかで揺れていた千雨だからこそこのシーンには意味がある。また仮想空間という虚構を破って出て来ても、出て来た先の魔法世界そのものが造物主に創られた虚構っぽいというのも二重虚実ネタになっていて熱い。そんな『ネギま!』は現実世界という一次創作のフィクションという所までいけば三重虚実ネタです。

 他、幼少時のアスナ・ウェスペリーナ〜と、まほらに来てからの明日菜。魔法世界での真・明日菜と偽・明日菜。記憶を失ってからのユエと、失う前の夕映。などなど、至る所に虚実ネタが仕込まれています。そして、「全員助ける」というネギの少年漫画宣言は、世界的な意味でも個人的な意味でも、虚実の両方を助けてみせるという意味に他ならない。個人の問題とかそうだよなー。まほらに来てからの明日菜さんこそがホンモノです、実です、だけでは真のハッピーエンドではない所まで物語は来ている。幼少時のアスナ・ウェスペリーナ〜(たぶん何らかの罪人的存在)とまほらに来てからの明日菜、どっちもまるっと救ってこその真のハッピーエンド。それが、ネギが闇属性を選択した時の、分かりやすい「ネギま!」作中においては難しかった解説、「闇」は全て飲み込んで受け入れるという趣旨と最後に合致するんだと思うんで。

 そしてタカミチ登場ということは、龍宮も近くに来てるのだろうか。魔法世界編最終戦大盛り上がりだなー。

●波打際のむろみさん

 コマ枠外ベタにコマ内トーン(いい感じの過去回想とかでよく使われる手法)であんな絵を慣行する作者さんは相変わらずただ者じゃないなと思いました。イルカさんをそんなに敵視しないで! って女児読者とかから手紙が来そうなレベルです。

 そして、妙にすれてる巻末コメントがなんかおかしかった。1巻の表紙カラーでも描かれてたって解釈でいいのでしょうか。観賞用と保存用に2冊くらい買いたい。

●ハヤテのごとく!

 ナギの方から言葉による「誤解」に言及してるのが面白かった。第1話の言葉による「誤解」から生まれたナギとハヤテの関係で、ずっとそこはギャグで押してきたんですが、今話を境に誤解だった関係はホンモノに変わったってあたりまで解釈していいんだろうか。

ドラマCD付き初回限定版 魔法先生ネギま! 第29巻
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