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 あけましておめでとうございます。例によって年のはじめには今年の抱負に関する文章なんぞをば。
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 去年の元旦に書いた2009年の抱負を読み返してみたら、

1.『夢守教会』完結
2.2010年から作りはじめるビジュアルノベルの土台作り
3.ともだち200人

 の3つでした。

 1は完結しなかったけれど、第四話は書いたという状態です。残りの三話もより頭の中ではブラッシュアップできた感じ。執筆・発表となるのはもう少し後になりそうですが、ラスト三話の「解答編」は心のどこかで待っていてくれたら嬉しいなと。

 2は、これはビジュアルノベルから漫画という媒体に変わって実際に描き始めました。『真夜中のクワドラブル』が、この去年の抱負で書いていたビジュアルノベル用に作っていたお話です。覚えている人は仮称「プロジェクトA」とか呼んでいたのを覚えているかと思いますが、Aは主人公のアリカのAでした。去年の後半まではタイトルも『真夜中のアリカ』だったり。
 媒体がビジュアルノベルから漫画になったのは、僕の環境的にもそっちの方が作りやすいし、またお話として漫画向けだなという判断が去年あったからなんですが、去年の抱負と照合するなら、「土台作り」の部分が絵の練習やpixivと言ったメディア作りに相当した感じですね。という訳で、これはほぼ達成(やったー)。

 3は、これもほぼ達成したんじゃないだろうか。「ともだち」の設定次第だけど、去年Yukimiさんから聞いた「終電逃した時、喫茶店とかで朝まで一緒に語れるかどうか」という「ともだち」の定義を採用するなら、去年はそーいう人は200人達成した気がする。実に、色々な人達と出会い、お話した1年でした。アメブロとかTwitterといったメディアの発達・流行も大きかったですね。アメブロの相互読者登録さんとかTwiterの相互フォロワーさんとか、電車動く朝まで語れるかと言ったら語れる方がたくさんいますからね。そういう意味では余裕で200人越えです。これも達成ー。

 1も『夢守教会』として出力されなかっただけで『終末の週末』とか納得いくレベルで書けたんで、ほぼ全達成できたかなと(わーい)。

 で、続く今年、2010年の抱負ですが、まずは基本コンセプトみたいなのを書いてみますと、「普通」です。「一般的」とかそーいう言葉でもいいかと思います。

 どうも「深み」なんかを目指していてある程度達成できていた反面、僕が発信しているものは基本的にニッチでありマニアックというか、去年読んだ『思想地図vol.4 想像力』の言葉を使えば「島宇宙」的になっていたという反省をしました。両親も姉さんも、僕の文章はまったく意味が分からないと言いますからね(笑)。

 創作活動一つとっても、文芸方向の小説から、漫画への転身は、このコンセプトが顕著かもしれません。去年とても感動した『仮面ライダーディケイド』とか『ヱヴァンゲリヲン新劇場版(破)』とか『ワンピース』とか、めちゃめちゃ深い所を表現しつつも、一方で小学生でもちゃんと楽しめる訳じゃないですか。そういう窓口の広さという意味での「普通」性、「一般」性をちゃんと持っている。これを、見習いたいなと思いました。そういう観点から行くと漫画っていう媒体は偉大ですよねー。『真夜中のクワドラブル』を漫画にした理由の一つもこれです。ビジュアルノベルのまま発表だったら、マニアックに深い所は表現しやすかったかもしれませんが、小学生には分かって貰えない。マニアックな自分世界は後で『夢守教会解答編』なんかを書けばそれでいいので、せっかくだから今回は窓口の広さを目指して、漫画で「普通」、「一般」視点でも色々伝わったら楽しいなと。

 マニアックや深さを捨てる訳ではないのですが、たとえばニッチでアカデミックで難しいけどとてもためになるみたいなコンテンツは、バックエンドとして中級・上級講座みたいなものを開催して、そこで展開していけば良いという話ですね。そういう意味では、今年はフロントエンドとしての分かりやすくて面白い「普通」の発信と、バックエンドとしての難しいけどためになる「マニアックでアカデミック」な発信を二段構えにしていこうと思っています。両方大切だけど、今年は前者の視点を意識しようという感じですね。

 と、今年のコンセプトを表明してみた所で具体的な目標ですが、

1.漫画力をプチプロ級にレベルアップ
2.読者1万人のメディアを作る

 で今年は行こうかなと思います。

 1は上で書いた「普通」、「一般」に伝えていってみんなで楽しくなるための最強の表現媒体としての、漫画力のレベルアップ。昨年末にRubygillisさんにも話したんだけど、小学生に分かるどころか、漫画、特に絵の力って言葉の壁を越えて外国の方にも伝わるじゃないですか。実は『真夜中のクワドラブル』は英語版とフランス語版を同時にアップして、翻訳にツッコミを入れてもらいつつWEB2.0方式で地球規模展開(笑)する予定なんですが、そういう活動を通して、表現手段としての漫画力をちょっとしたレベルまでアップさせたいですね。20歳の時日本語教師の実習で中欧に行っていた時、スロヴェニア人の14歳の少女に英語でツッコミを受けたというのは中々衝撃的でしたが、そんな現地の子ども達とも絵を描いたり漫画の話題を出したりするとそこそこ通じ合えるというのはさらにハッとさせられた経験でした。そういう意味で、スロヴェニアの人からメールで漫画にツッコミが入るくらいをまず今年は目指したいと思います。個人でのコンテンツ販売の決済も、もう少し地球規模で洗練化されていきそうな雰囲気なんで、今の時代地球規模で活動しない理由がないです。

 2は、1みたいに表現技術としての漫画力を身につけても、誰かに伝える伝達媒体としての自分のメディアがないと意味がないからですね。

 僕は現在、表に出しているもの、こっそり?やっているもの、ジャンルもビジネスから絵まで色々、ホームページにメールマガジン、ブログにTwitterなど、全部合わせるとだいたい3000人にかなりの程度伝えられるメディアを持っているんですが、これを今年は1万人くらいにしたいなと。それも、よくある母数はあっても伝達媒体としてほとんど機能していないなんちゃってメディアじゃなくて、ちゃんと双方向で色々伝えられて、お互いに良い意味で影響し合っていける本当のメディアとして1万人ですね。メディアの話は専門でもあるので話すと長いのですが、職業柄広告掲載依頼をよく受けるので、なんとなく載ると権威性が感じられるような商業誌でも伝達媒体としてはもうほとんど機能していないメディアもあれば、何気ないメディアなんだけど、すごく影響力があって広報効果もあるメディアもあることを知っています。今までもやってきた活動ですが、今年もコツコツしっかりと、意味があるメディアを作っていきたいと思っています。

 さてさて、僕の抱負はこんなところですが、去年から続いて、ここを読んで下さっているあなたの抱負を聞かせて下さいというのを今年もやろうと思います。

 人に言っておくとわりと叶いやすいというのがあるので、とりあえず僕が聞きますよ、という。

 これは別にオカルト的な話でもなく、誰かに言ってみると心の底でそれを意識して活動するようになりやすいし、言っておけば自然とそれを達成するために必要な情報とか人脈も人づてに集まりやすくなる、という、なんというか普通の現象だったりします。

 去年もたくさんの方から抱負メールを頂いて、中にはYukimiさんとかいたのですが、Yukimiさんはばっちり去年の年始に僕に教えてくれた3つの抱負全部達成してましたよ。なんかセールスレター的ですが(笑)、僕に抱負を伝えることのこの効能、スゴイ!(いや、スゴイのはYukimiさんですが)。

 あとは去年ブレイクしたのか何なのか、けったさんからも抱負メール頂いてましたね。内容は書いていいのか分からないので書かないですけど、なんとなく見ていた限り、けったさんも抱負は達成されてたように思います(たぶん)。けった力とも連動しているこの効能!

 という訳で今年も、

件名:抱負聞いて下さい/お名前

 で、

Mail:yalanguage@apost.plala.or.jp

 までメール下さい。

、みなさんの今年の抱負をお聞かせ頂けたら幸いです。聞けば僕もやる気が出ると思いますしね。

 例によって、三が日中にメール下さった方には、二、三行の短いものになりそうですがお返事を返させて頂きます。初詣に行くのが面倒でも抱負が語れて、返事まで返ってくるという至れり尽くせり。WEBって便利!(たぶん無いですがあまりにいっぱい来ちゃった場合とか、メール事故の場合はご容赦下さい<(_ _)>)

 それでは、みなさん今年もよろしくお願いします!



抱負を聞かせて下さい