香源司由咲/ボールペン画/100120

 ちょっと本編アフターな感じで自作より『パープルタイズ』の香源司さん、ボールペン描き描き。

 高速で流れるTwitterのTLを眺めながらもう明けて20日とか、加速する空が、少し怖くなるぜ、みたいな詩的(w)言語が頭に浮かんできて、これ何だっけ? って思ったら、自分で書いた小説でヒロインに言わせていた台詞だった!
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 勢いで自分で読み返してみたんですが、自分で言うのも何ですが、結構いいお話だな! 2007年の自分けっこう頑張ってた。さすがうちのサークルの一番のロングセラーだけある(一番最初の同人誌なので当たり前ですが)。

 真面目に、「加速する空が怖い」という香源司(こうげんじ)さんの悩みは、Twitterとか出て来た今だとより響く感じがする。またリーマンショック以前にこれを書いていた自分に座布団をあげたい。今でも、金融資本主義と過剰高速消費社会が暴走していけば、メンタル的に一番傷つくのは香源司さんみたいな人。それを助けることができるのは芙毬みたいな人、という見解というか認識はあんまり変わってないのでした。

 実話として、先生やってる人が余分に買ってくれて学校の教室に学級文庫として置いてあったり、気に入って下さった方が親戚の子どもに読ませたいと余分に改めて買いに来てくれたりと、ちょ、そこまでして頂いてよいのか、恐縮です、ありがとうございます、みたいな色んな縁の架け橋になってくれた小説です。また、当時和泉さんのキャラクター&イラストも良いです(今思うとだいぶ無茶ぶりの依頼でした。あの時はありがとう!)

 今でも注文できますので、宣伝がてらリンク張っておきます。ディケイドやプリキュアオールスターズじゃないけど、自分の昔の作品から何かを受け取ることってやっぱりあるんだなーと、ちょっと思ったのでした。