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 アニメ『迷い猫オーバーラン』、第1話「迷い猫、駆けた」の感想です。
 バンダイチャンネルでのちょい遅れ視聴分です。
 ◇◇◇

 ヒロインの芹沢文乃が、もうよくあるコテコテのツンデレで、おそらく作り手にもツンデレを一周回って新鮮に描いてみようみたいな意識もあるんじゃないかって感じなんですが、でも悔しい、可愛い、などと敗北感を感じておりました。

 で、もう問答無用で萌えアニメだなー、何も考えないで見るのにイイなーとか思いながら見てたんですが、不覚にもヒロインの「ツン」の部分、強気の部分は、昔イジめられていたがゆえに処世術として身につけた虚勢だったと明らかになる所でウルっとしてしまった。ダメだ。最近は萌えアニメでもウルっとさせようとしてくるので油断ならない。処世術としての虚勢を教えたのが主人公というのも、こういう萌えアニメで冷静に考えてしまうと疑問視される「何でヒロインはパっとしない主人公が好きなのか」という部分に、第1話にしてかなり意味がある理由付けになっております。イジメられてた時に(精神的に)助けてくれたっていうのは大きいよなー。

 そして引きがメタに見事。

 「けいおん!」のあずにゃん役の竹達彩奈さん演じる霧谷希がついに登場、という所で次回へ続く……という引きなんですが、一言だけ、

 ニャン!(霧谷希)

 と希が喋った所でエンディングへ。

 エンディング導入部分の演出という昨今のアニメの一つの見せ場を、竹達彩奈さん一点突破に賭けている。あずにゃん役で広く世に出た方だから、とりあえず、猫でいこう、という発想は何だか応援したい。こういう面白ノリは萌えアニメに必要だと思うのでした。

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