能力としての異常性も、過去からの関係性も関係ない、人吉も阿久根先輩もめだかちゃんを特別視してるのは同じと断じての喜界島会計の友だち宣言。最近のめだかちゃんで一番重要なのは「人格」だという話とリンクしていて熱いです。
戦う順番がめだかちゃん→人吉→阿久根先輩→喜界島会計……という逆戦闘力順だったのがここを表現するのに効いてる感じ。友だちなのは、決して戦闘力が高いからとか、異常(アブノーマル)としての能力があるからとか、過去との関係性があるからとかではない。めだかちゃんの「人格」において友だちやってるの、という感じ。
戦闘力(ダメージを受けている)、異常性(薬で封じられた)、過去(くじら姉さん関係)……と、お話が進むごとにめだかちゃんの色々な要素が剥奪されていく展開になっているんだけど、その分残ってる「人格」の貴重さが際だって見える。そこに対応するのが人吉じゃなくて、最弱の喜界島会計というのも熱い展開。
で、最後に残ってるめだかちゃんの「人格」を現在都城王土が剥奪しようとしてるんだけど、これは間に合って「人格」は守られ、そこから逆襲が始まる、やっぱ「人格」だよねという話になるのか、それとも「人格」も剥奪されて、それでもまだ残ってる大事なものがある! みたいな今の所それが何なのか予想が付かないような展開になっていくのか、楽しみ。

めだかボックス 4 (ジャンプコミックス)
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