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●第五章「クローデン奇襲戦」
正面から敵を引きつけつつ、裏道からの奇襲部隊で攻撃という、戦記もの作品では王道中の王道の展開。正面の方をウェルキンとイサラのエーデルワイス号が引き受け、裏道からの奇襲の方をアリシアとファルディオが受け持つんですが、既に鉄板のウェルキンとイサラの関係は置いておいて(義理でも兄妹だし)、作戦を共有することを通してのアリシアとファルディオの人間関係の進展に重きを置いていた感じ。
ハネブタという謎のファンタジー生物を保護したり、アリシアは傷の治りが昔から早かったという、ファンタジー要素の伏線も張られ始めた回。この二つが同時にこの回に入ってるあたり、ハネブタはもしかして重要キャラなのか。
アリシアは戦闘は怖いし、ウェルキンやファルディオみたいな学者的人間の考えはよく分からないしと、心情が等身大の女性な感じが良いです。今のところマクロの戦争に対してアリシア個人がどうこうという話にはまだなっておらず、戦争に参加している義勇軍の一女性兵の視点で物語が進んでいます。
●第六章「従軍記者、奮闘す!」
ラジオGBSの従軍記者イレーヌ・エレットが第7小隊を取材に来るという、コメディ調の幕間エピソード。
ウェルキンの変人っぷりをラジオで公開されてはたまらないとアリシアが徹底的にウェルキンをガードしようとするんだけど、この公に対するウェルキンのイメージに干渉しようとする心理が、本人が無自覚ながらウェルキンを既にだいぶ意識している感じで上手い。恋愛要素はアリシアとウェルキンになっていくのだろうから、その辺りの萌芽をじんわりと描いていた気がする。イレーヌがセクシャルにウェルキンにせまるシーンに顕著ですが、今まで文句言いつつ女性としてはウェルキンを独占状態だったのが、イレーヌが現れたことで無自覚レベルでもウェルキンを意識せざるを得なくなっていく、という作劇が上手いです。
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戦場のヴァルキュリア PLAYSTATION 3 the Best
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