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 DVD視聴分のアニメ『蒼穹のファフナー』、第12話までの感想です。
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 ここまでの直接的な連想は「エヴァンゲリオン」ですが、鬱でメインメンバーにも退場者が出る「戦隊ヒーロー」みたいな印象も持ってみたり。第6話でピンクが死んだ的な。衛のゴウバインネタとかは若干メタなそういう「ロボットで戦う作品」への皮肉だと思うし。うむ、序盤で翔子退場は予想外でありました。

 第1話で平和な日常が崩壊(というか嘘だった)した所からはじまって、友だち、家族、竜宮島、……と、何かと居場所が失われていく展開が続いているんですが、作劇上後半に居場所が同定される「タメ」なんだろうなー。遠見真矢に一騎が「俺を覚えていてくれるか」と聞いて、遠見が「私達はここにいるじゃない」と返す訳ですが、遠見が次回予告のナレーション担当だったり、最初の少年少女メンバーの写真を撮る役だったり、テーマ上の重要ポジションな感じ。扱っている題材はたぶん哲学のオントロジーですね。

 竜宮島サイドからすると現在一騎が逃亡しちゃって、一騎もまた上述の流れで「失われた」状態なんですが、一騎はまだ死んだ訳じゃない。ということで、失い続ける流れから一騎は帰ってくる流れで反転するのだと予想するとそれは熱い展開だと思うのでした。

 また恋愛模様もドロドロしていて面白い。一騎を巡って総士と遠見がライバルなんですが、それゆえに総士と遠見の間にも何か通じ合えるものがあるという、うん、ドロドロしている!

蒼穹のファフナー Arcadian project 02 [DVD]
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