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 アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト(公式サイト)』第4話「ワコの歌声」の感想です。
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 島の中に捕らわれているワコという構図と、籠の中に捕らわれている気多の巫女のパートはパラレルなんだと今更気付いたり。二人とも囚われ、歌い、外の世界は空想するしかない(ワコの"夢"と、サカナちゃんとして語る気多の巫女の"物語"が対応している)のが同じ。とすると、気多の巫女を捉えつつも話を聞いて拠り所にすらしてるフシがある綺羅星団のヘッドにも、パラレルに誰か対応したりするのか。本命は、スガタ君な気がしますが。

 マスコットキャラ的な動物が窓の外に出たがるようにする描写などから、演劇部の部室も何かしら"閉じられて"いる場所の模様。綺羅星団に島に学校にゼロ時間に家に拘束具に籠に仮面にと閉じられ尽くしな訳ですが、今のところ主人公がいる場所である演劇部も例外ではない感じ。

 ただ今回は、閉じられていて悪いのか的な話がちょっと出て来たり。タクトとワコが少し本音を合わせられたのは閉じられた時間に二人きりになったからだし(タクトがたまにはこういうのも悪くないのかな、みたいなことを言う)、ワコの島から出られない運命を受け入れた夜は泣いたんだけど、朝に食事をしたら直った、的な話も深い。そう言われてみれば、島を出て歌手になるという夢を追うことと、島の中で今そこにある幸せに気づけることと、どっちが幸せなのかというのは中々難しい。ワコとパラレルに描かれている気多の巫女も、捉えられてはいるけれど、そんなに悲壮感は無いというか、わりと語り部ライフを満喫してるようにすら見える。単純に閉じられたものを全部ぶち壊して天元突破して外に出ればめでたしめでたしという作品でもないっぽいのでした。中々に、先が楽しみです。

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