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 アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト(公式サイト)』第5話「マンドラゴラの花言葉」の感想です。
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 今回の綺羅星十字団側のキャラクターのミドリさんは中々凄い人でした。

 密室空間(=ゼロ時間も)は必ずしも悪いことばかりじゃないって感じなんですね。前回密室空間に二人きりになったワコとタクトが本音を少し交差させたように、そこには「本音をぶつけ合える場」みたいな意味がこの作品ではあるという。

 そう言われてみれば、これまでの話も日常パートで綺羅星側の人と、1回タクトが「仮面を被ったコミュニケーション」とでも呼べるようなコミュニケーションを取ってから、2回目のコミュニケーションとしてゼロ時間での戦闘を……というケースが多いです。2回目のゼロ時間でのコミュニケーションの方が、何かと秘匿がオープンになったコミュニケーションで、作中の比喩なら「ガラス越しじゃないキス」のコミュニケーションに近いという。確かに、ゼロ時間での戦闘は、綺羅星側の人も「仮面を取って」アプリポーゼしないと入れないというのが示唆的。

 今回もミドリさんと外でタクトが接触した時はお互い何かと秘匿した状態で探り合い的なコミュニケーションを取る訳ですが(特にミドリさんがモテモテモードに擬態してるし、やはりキスも未遂に終わる)、いざゼロ時間という密閉空間でのバトルになったら、本音のコミュニケーションに近くなった! という。そして、ミドリさんの本音は「美少年大好き!」だったという。

 ゼロ時間内では相手の行動が少し未来視できるとか、もうジョジョのどこの部かのラスボスクラスの能力をミドリさん持ってるのに、その未来視で得た僅かのアドバンテージを、美少年観察に全力投入という発想が凄い。美少年大好き→相手は美少年中の美少年の銀河美少年→骨格とかまで凝視しなきゃ! という考えが、清々しい。戦闘中なんだけどついつい慣行しちゃってる辺りが清々しい。ダメだこの人。

 ラストは、今回のミドリさんとタクトの「外の世界での擬態コミュニケーション→密室での生の本音コミュニケーション」の流れをそのままなぞるように、ミドリさんが目をつけていたツバサ少年が、保健室という密室に入って「好きです的本音コミュニケーション」をミドリさんと取ろうという所で終劇。擬態モードのミドリさんの時はツバサ少年はなびかなかったことから、やはり何かと密室にも是な部分あるよね、なお話だったと思ったのでした。

ROBOT魂 SIDE CB タウバーン
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→前回:第4話「ワコの歌声」の感想へ
→次回:この後第17話までの一気感想へ
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