お世話になってるデイサービス経由で、介護保険サービスの改善に関する署名が回ってきたり。
一応署名はしましたけど、それで抜本的な解決にはたぶん繋がらないだろうというのが現実です。
介護施設(特別養護老人ホームなど)を作って下さい、利用サービスの制限を解除して下さい、介護要員の報酬を充実させて下さい。要望を出すのは良いですし、大事な要望だとも思いますが、財源をはじめ社会の方にリソースがないから、そもそも問題が起こってるという現状があります。
既にテレビなんかのマスメディアでも色々報道されてはいるんですが、一般の人が実感をもって「本当にヤバい」と感じるのにはもう1、2年くらいかかるのかな。
超高齢化社会。限られた若者でお年寄りを何とか支えないといけない国。介護心中、介護殺人のような事件は年間50件越え、特養老人ホーム待機者は42万人越えで、かつ入居は2、3年待ちが普通。新しく施設を作れと言っても地方には財源がない。さらに団塊の世代の引退をはじめ、これから高齢者は増えるばかり。既に現時点、「今」で、こういう状況に僕らはおります。
高齢者という響きがまだ人ごとに感じる場合は、あなたのお父さんお母さんや、お祖母ちゃんお祖父ちゃんのことです。
母親の介護をはじめてから色々考えたり研究したりしましたが、僕が考えるに、現時点で(かなり単純化してますが)大まかに二通りしか解決方法がないです。
一つは、(介護要員としての)移民の導入。
もう一つは、子どもが頑張って親の面倒をみる。
です。
一つ目がどうなるかは社会の流れ次第ですが、僕は二つ目を選びました。
自分の親に関しては、医療が発展して一般的に寿命が延びた現在、そう遠くなく、あなたの前にも、「自分で面倒をみる」or「親は見捨てる(と言うとキツイですが、少なくとも他人や国に任せる)」の選択肢がつきつけられ、決断を迫られる時が来るかと思います。現状では「リソースの配置をいじり回したりして問題を先送りにする」もさもまともな選択肢に一見見えるように世の中はカモフラージュされてますが、もう数年くらいで、それでは解決できないことに気付く人が増えてくるかと思います。ホリエモンなんかが代案で語っている「医療技術の進歩による老衰諸問題の緩和」も、今すぐどうこうというのは無理でしょう。
そして一つ目の「自分で面倒をみる」を選んだ場合は、現状では多くの人は現在の仕事・生活が続けられなくなるかと思いますので、重い決断です。どうか、その時が来た時は後悔なき決断を。
経験上、深層でどんなに辛くても、親は表面的には「私達のことはいいから自分の道を行きなさい」と言ってくれます。ただあくまで表面的なことなので、親が地獄見てる間に堂々と自分の人生を追求できるかは、結局あなたの内側の道徳律に求められることになってきます。
僕は「自分が死ぬ前に振り返って、後悔ないように」という基準で6年前に介護生活の方を選びました。まる。
◇◇◇
●機動戦士ガンダムユニコーン/DVD1巻&2巻
面白かった。
面白かったし迫力満点の映像それだけで溜息が出ましたが、ファーストガンダム世代とか、Zとか逆襲のシャアに思い入れがある人達だと、もっと感じる所があるんだろうなとも思いました。
僕よりちょっと上だと『Z』観てた世代で、僕世代は『G、W、X』観てた辺りの世代なんですが、後者の僕世代よりは、前のファースト〜Z世代向けだよな、と。
多くの人の目に触れるテレビ放映という形態よりもOVAという形態を選んでる辺りからも、「届くと良い人にしっかりと届けば良い」という感じなのかと思うので(作品としてもビジネスモデルとしても)、これもこれからのアニメーションの一つの形なんだろうと。オードリーの正体が明らかになる辺りは、ファースト〜Z世代だとかなり感じる部分があったんだと思うんですが、僕は今ひとつピンと来れなかったのが残念と言えば残念でした。
とはいえ面白いことに変わりはないので、『0083』や『08小隊』みたいな語り草になるガンダムのOVAシリーズとして進展してくれたら嬉しいです。
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