パンダVSパンダ

 このパンダ達やっぱり仲悪いんじゃないかという気がしてきています。
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 撮影者の姉さんの証言を電話で聞いてみても、仲良しパンダ! ホワホワ! とはいかない現実も感じられたらしい。パンダの世界も色々あるんだと思う。

 そしてその日、夫と子どもが別の場所に遊びに行ってしまったため、待機状態になった姉さんは一時間以上パンダを眺めていたらしい。なんて贅沢な時間の使い方!

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 iPadに『俺妹iP』というアプリを入れてみました。アプリ自体はフリーです(iPhone用だけど、iPadでも基本大丈夫)。

 そして危険だと思いました。アプリを起動すると、四六時中桐乃が何か喋ってくれるというもの。こ、これは方向性としては『ラブプラス』じゃないか!

 『妹プラス』的発想は既にAppStore&iPhone系端末で始まっていました。時期に国際間コンテンツの流通が普通になってくると、どこか異国の誰かさんが竹達彩奈ボイスを常に携帯みたいな世界にもなってくるのだろうか。

 声優さんの声を目覚まし代わりにしてるファンの方とかは普通にいるので、これは強力なコンテンツだなー。

●俺の妹がこんなに可愛いわけがない/第8話&第9話/感想

 第8話は業界自虐ネタながら、ラストの黒猫の「羨ましい……」の一言のために用意したお話という印象。この話で黒猫が結構オタク文化の「明」の部分だけじゃなくて「暗」の部分も見つめてるのが描かれているのが、次のお話に効いてきていました。

 そして第9話は凄かった。何というか批評性が高い。

 「やはりベルフェゴールの呪縛を破らなければ」

 こんなことを言っている黒猫も、現実の方ではジャージ姿で妹さんのお世話に忙しいという人。何となく、両親関係も幸福円満では無さそうなのが何気ない描写から伝わってきます。

 現実の方が厳しいから、オタクの世界に救いを見出している。だからこそ、さらっと描写されてる、ネットでの自分への叩きを何か諦観してる辺りが切ない。この子は色々分かった上でオタクをやっている。

 そもそもなんで最初のオフ会で、桐乃だけじゃなく、黒猫もうち解けられなかったのか……なんていう辺りが、意味をもって黒猫っていうキャラクターを解明にかかっている感じ。何の問題もない人が文学はやらないように、何の問題もなく無自覚に回りの流れに合わせられる人は、コスプレやったり創作やったりはしないのかもしれない。だから桐乃とバジーナさんは「現実世界の友だちだ」っていう所が地味にジンと来る。桐乃視点で進んでいたお話だったけれど、黒猫には黒猫の物語があったという。

 そして、こうして黒猫が掘り下げられるのと同時に、桐乃がエロゲーをやる話で、いわゆる「選択と一回性」の話に持っていってるのが面白い。まさか『俺妹』でプチメタフィクション展開に突入するとは。

 黒猫が京介に恋心的なものを抱いているのは明らかなんですが、現実は一回性。桐乃も黒猫も地味子さんもあやせさんも選ぶという訳にはいかない。

 桐乃がエロゲーで、「リセットしてのやり直しを止める」シーンが印象的でした。その先のゲームのエンディングが「妹との別れ」だった辺り、このお話の真・エンドは桐乃エンドではないっぽい。

 桐乃と黒猫が現実と二次元を行ったり来たりするのを平行描写することで、やっぱり現実の方は一回きりなんだ感がにじみ出てくるという、良い構成だと思ったのでした。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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 冬コミ進捗。コピー誌漫画は下描き28ページ&おまけイラストページ作成。

 平行してペン入れを練習でならしつつ。20日からはブーストかけます……。

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