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以下、第17話までの見所ベスト3。
第3位:密室で対話するとフラグが立つ
密室というか閉ざされた空間は、この作品ではそこから外の世界に出ていかないとみたいなニュアンスがある一方で、「本音で語り合える場」みたいなポジティブなニュアンスがあります。
ポジティブなニュアンスというか、基本的にはほぼ恋愛感情フラグみたいな感じ。恋愛感情までいかなくても、相手と仲良くなれるのはほぼ通常モード(綺羅星の仮面無し)での密室対話イベント。
第4話の「タクトとワコだけが閉じこめられた空間」から始まって、ベニオさんとのお風呂やタクト部屋での対話、カナコさんとの喫茶店での対話、などなどと色々。
特にお風呂が多いですね。ミズノとマリノがいつもお風呂で対話してたのも、お色気要素を兼ねつつも、そういう密室での対話要素が強かった感じ。スガタにタクトが過去話したのもお風呂。お前がフラグ立てるなよという感じですが、もうとにかくお風呂です。一緒に閉ざされたお風呂に入れば仲良くなれる! 一緒にお風呂に入ってたミズノとマリノが感動的な姉妹百合エンド(笑)に収まってしまったので、このままだとタクトとスガタのボーイズラブエンドもあるよ!
だから、物語序盤で延々と密室での対話をやっていたヘッドとサカナちゃんは、もうこの作品的にはフラグ確定な感じ。キャラクター的にもヘッド救済はサカナちゃんしかいないんじゃないかと。
逆に、バニシングエイジの面々とか、劇中でまだタクトと解り合えてないキャラクターは、まだこの密室での対話イベントが起こってないんですね……。ラスト2くらいで、タクトとヘッドが一緒にお風呂に入るということか……(えー)。
また、逆に開かれた空間で延々と対話していたヘッドとスガタが今後どうなるのかはまだ読めない所。いずれにしろ、何でもTwitterやユーストでオープン実況みたいな世の中ばかりが是じゃない感じで、この作品のこの要素は好き。
第2位:「3人」リフレイン構造
輝いてるヤツ(理想、目標みたいなヤツ)、暗いヤツ(笑)、女性キャラ、の3人一組のリフレイン構造がある作品だというのはほぼ明らか。
過去話の、飛行機で飛ぼうとして輝いていたけど病気で死んじゃった少年、タクト、女性キャラが最初の話。
で、この時期は暗いヤツポジションだったタクトが、輝いてるヤツポジションに移動して、島に。
そこでリフレインされている3人の関係が、輝いてるタクト、暗いスガタ、女性キャラのワコ。という関係。この理論の凄い所は、暗いヤツポジションから輝いてるヤツポジションに移動したヤツが、また暗いヤツを輝かせるので、理論上はどんどん世の中輝いていくこと。
この「3人」がヘッドにも適応されてるのは明らかで、僕の解釈だとたぶん、病院で寝てる人&タクトが、「輝いている人」の過去・今それぞれに対応、暗い人はヘッド、ヒロインはサカナちゃん、なんじゃないかと思っております。いずれにせよ、ヘッドが本当の意味で輝いた時がこの物語の一つの帰結な気がするし、逆に言えば既に輝いているタクトは、物語冒頭で既に自分の物語は終えている。
あと、3人のうち輝いてる人ポジションの人には「死」のキーワードがちらついてるのもポイントかも。病院で寝てる人も何かあったんだろうし、過去話の少年は死んでしまったし、タクトも自分の生き死にを試しながらこの島にやってきた(スガタ談)。タクト死亡フラグなんですが、作品のノリ的に、フラグぶち壊して終劇して欲しい感じ。
第1位:第16話のエンディング導入部分は生きてるうちに見ないと損する
ミズノ、振り向いたらマリノが……の所が素晴らしすぎでした。
積み重ねた演出が効いており、ストーリー上もテーマ上も一つの沸点であり、コンテ、台詞、音楽が全てピタっとハマったという、「完璧な一瞬」を経験してしまいました。アニメって凄いなと心の底から思ったシーンでした。
スタードライバーは、時々凄い一瞬があります。同ランクとして、物語役割上の対応フラグを積み重ねていっての、ヘッドとスガタ遭遇で「俺たち似てるね」展開になった瞬間とか。
あと全然想像してなくて単純に作り手に上を行かれたのが、ミズノとヘッドが「絵=創造」で繋がった瞬間とか。スタドラ……凄い……。
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ROBOT魂 SIDE CB タウバーン
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