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 ニコニコチャンネルの公式配信(こちら)で少し遅れて視聴した『魔法少女まどか☆マギカ』第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」の感想です。
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 ほむらはまどかを知っている伏線からすると、マミさん消失後の「忘れるか/忘れないか」問答は中々切ない。

 マミさんは死んだ後、誰からも死んだことさえ認識して貰えないという話が、ほぼほむらにもかかってるのは明らかっぽくて、やっぱりほむらも何やら忘れられてる存在なんだろうと。マミさんを忘れないというまどかにほむらは嫉妬するし、ほむらのことも忘れないというまどかに対しては、いや、忘れてるじゃん、みたいな。

 まどか自身が疑問に思ってたほむらとマミさんは何で仲悪かったのかと言ったら、これはまどかをとりっこするが如く三角関係状態だったから、がたぶん正解かな。ほむらは何か覚悟完了してるっぽいんだけど、それでもまどかが他の子(マミさん)と特別な関係になっていくのは心情的にスルーできない部分があったのかとか考え始めるとほむら可愛い。

 色々暗示されてる通り、SFとかゼロ年代PCゲーム的ループ構造の作品なら、観測者(繰り返してる当人達じゃなくて、それをメタに認識してるキャラ)の問題はどうなってくるんだろうなー。

 観測者がたちが悪いヤツな作品とか、観測者が救済対象だったりな作品とか色々あるんですが、この作品はどう展開していくのか楽しみ。

 さやか変身は、前回の作中解ポジションと思われるまどか母の語りからすると、ネガティブ変身なニュアンスでした。まどか母の結果はどうあれ過程を真剣に生きるのが幸せだという話の後に、結果をやり直しちゃうという展開だったからなー。やり直せてしまう=実は一度を真剣に生きられない……は上述のゼロ年代PCゲームなんかの一つの結論だった気がする。

 あと微妙に気付いたのは、学校の先生のお話は毎回何かしら作品全体の暗示になってるっぽいです。第1話の半熟か固ゆでか、どっちでもいいじゃんの話は「選択」に関する話だったし、今回の「現在完了ではなく現在進行」というのも、時間とか結果とか過程のお話。言語学の専門用語を使うなら、先生の話はテンスではなくアスペクトという話をしておりました……。

 すごいほむらが好きで、スケッチとか模写とか始めそうな勢い。ストレートにオープニングの歌詞の「約束」はほむらとまどかの約束で、ループ構造の中で何かをしようとしてるんだとしたらえらく切なカッコいいのでした。

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→前回:第3話「もう何も怖くない」の感想へ
→次回:第5話「後悔なんてあるわけない」の感想へ
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