ブログネタ
修羅の門第弐門 に参加中!
 月刊マガジン掲載分の「修羅の門第弐門」第5話のネタバレ感想です。
 ◇◇◇

 劇中の「陸奥が帰ってきた」盛り上がりと、劇外の読者の現実での「こういう格闘技の盛り上がりがまたこないかな」感がうまくリンクしている感じ。「大晦日に格闘技を観る」もだいぶ世間的には一時よりも廃れてきてる昨今です。それゆえに、こういう盛り上がりあったなー感が半端ない。曙戦を超期待してTVの前に待機して視聴した大晦日、そんな頃が僕にもありました(えー)。

 オンの正体は「正統者じゃない不和」と予想してみます。

 九十九がケンシン・マエダに敗北していた場合、九十九は正統な(不敗神話)意味以外での戦う理由を見つけなきゃいけない、いわば「ニセモノだけどホンモノ」みたいなものを獲得しなきゃならないという作中の段階だと思うので、そういう主題的に正統者じゃないけど強いヤツというのがしっくりくる感じ。だから別にオンはネガティブキャラでもないんだな。正統不和のニセモノと本当の九十九のニセモノという意味で二重の意味でニセモノという流れで登場してきたんだけど、それでもホンモノになろうと戦う男な訳なので(不和戦を意識したオンの戦い方も、この戦いで九十九を倒すことが、正統の不和越え、それを破った真・九十九越えの二重の意味で「ホンモノ」になれるからだと思うと説明がつくので)。その姿勢・あり方は、現在の九十九と重なりつつ、どこか見習うべきくらいの勢いのキャラだと思うのでした。

修羅の門(1) (講談社漫画文庫)
修羅の門(1) (講談社漫画文庫)

→前回:修羅の門第弐門第4話の感想へ
→次回:修羅の門第弐門第6話の感想へ
修羅の門第弐門感想の目次へ