『劇場版蒼穹のファフナー(公式サイト)』が2月19日からようやく宮城の劇場でも公開されるので、もしかしたら見に行けるやもしれないです。
僕のTV本編の感想はこちらです。
売り切れだったDVD-BOXも追加プレス版発売が発表済み↓

蒼穹のファフナー DVD-BOX【初回限定生産版】
◇◇◇
今夏の最終話公開(予定)に合わせて、僕の小説『夢守教会』を、ブログにて最初から再連載を開始しました。6年越しに完結に向かいますが、少しずつ更新していきますので、新しい読者さんなどもスマートフォンなどで空いた時間に読んで頂けたら大変嬉しいです。↓
●ブログ連載版『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』
自分で描いた簡単な挿絵(鉛筆絵な感じですが)などが付く一種のアップデート版ですので、昔の読者さんも戻ってきてくれたりしたら嬉しいなと。
@canaria_diamondさんからもTwitter(こちら)で嬉しいつぶやきを頂いた!
-----------------
canaria_diamond 一章公開日、家にネット環境がなくてネカフェに読みに行った思い出のウェブ小説です RT @sabishirokuma: 「序文/オリジナル小説『夢守教会(ゆめもりきょうかい)』」/http://aiba.livedoor.biz/archives/51945163.html
-----------------
そして、当時学生だった方が普通に現実と日々格闘する社会人になっているのに妙にしみじみ。
地味に帰りの電車とかで読める夕方更新くらいを狙っていたり。
◇◇◇
また、この流れで、数年ほどお世話になりました、僕のケータイメルマガ(「振り子通信」)の方を廃刊させて頂きます(まぐまぐさんのこちらで出していたもの)。
廃刊にあたって読者の方には特に手続きなどはして頂く必要はなく、廃刊の挨拶のメルマガがそのうち届いた後、あとは自動的に解除される形になります。登録時に一緒に登録されるまぐまぐさんのオフィシャルケータイメルマガも購読する形になっていた方もいらっしゃると思うのですが、申し訳ないですがそちらは各自解除をお願いします。
理由としては、時代の変化があげられます。
従来の携帯から、スマートフォン文化(あるいはiPadなどのタブレット端末)へと移行していく流れはもう止まらないと判断しましたので(最近の携帯の売り上げのスマートフォン比などを見て頂けたらと、しかもこちらはグローバル対応)、とりわけ従来型ケータイ専用のコンテンツに時間を割く必要はなくなってきたかなと判断しました。その分、スマートフォンやタブレット端末でも購読できるコンテンツの充実に今後は時間・体力を使っていきたいと思います。
◇◇◇
スマートフォン&タブレット端末文化の普及などに合わせて、簡単なこれからの個人メディアについて考えている話など。
●「100%収益も」米Apple、App Storeで定期購読サービスをスタート【増田(@maskin)真樹】/TechWave.JP
例えばアップル社の動向一つでも、こんな時代になってきてますし、個人的にもなっていくと予測しております。
現在だと個人コンテンツの課金メディアは、まだまだ例えば日本では(一般の認知度的には)メルマガのまぐまぐさん辺りなんですが、こういう風にAppStoreのアプリで自分のデジタル雑誌を定期購読者向けに届けられたりと、そんな時代に入っていきます。
あと、米Amazonで新しいメールシステムが今度リリースされたりしますが、これも、そのうち従来のAmazonユーザーさん(既にAmazonをよく利用するという方達)向けに、コンテンツを提供できるモデルに(少し遅れて)日本でもなっていくものと予測しております。
ただ、流れとして気をつけておきたいのは、アップルにしろAmazonにしろ大企業依存なので、扱うコンテンツの内容は企業側の判断でだいぶ左右されるということ。例えばアップルの場合は、漫画を配信しようと思っても、性描写などは厳しいですし(日本の少年漫画の感覚では普通くらいでも基本ダメ)、今後もそっち方面は厳しくなりそうな流れを感じます。
そういう流れで例えばアップル社が独占的になって、規制が強まってはよくないと、日本の漫画がWEB時代に機能できるようにと、ある種の対抗策的なビジネスモデルを目指しているのが、赤松健さんのJコミとかでしょうか(本人の意図はともかく、『ラブひな』レベルのセクシー描写がOKな漫画が安定供給されるビジネスモデルを組んでる媒体が生き残るということには大変意義があると感じています)。
どちらにしろ、個人コンテンツの流れが、強力な決済関係のインフラと携帯端末(タブレット端末)の普及で、グローバル化していく感じにはなっていくんじゃないかと思います。どのインフラやメディアが良いのかというのは、流動的で判断が難しい時代ですが(逆に一つが支配的になるよりそれで健全です)、個人側で良い点としては自分のコンテンツの著作権は基本自分が持っているので、良い媒体には自分の判断で参入できるということです。各媒体の規約をよく踏まえる必要がありますが(しょっちゅう変わるのでこれは大事)、例えばメルマガ、小説、テキスト講座みたいな自分のテキストコンテンツなら、じゃあAmazonとアップルとまぐまぐと、etc...で全部で販売するよ! みたいな方針も一応はアリです(実際にできるかは流動的な各規約の状態によりますが)。外国語が使えれば、この選択肢に当然海外媒体も加わってきます。
まあ、何というか面白い時代になってきたと思います。僕の(PCの方の)メルマガも書いてきて良かったと思っています。上述のようにケータイメルマガの方は廃刊しますが、こっちの(PCの方の)メルマガ『創作者のためのマーケティングエッセンス』は引き続き配信していきますので、今後もよろしくしてやって頂けたら幸いです。このメルマガもスマートフォンやiPad(タブレット端末)で購読する方が増えてくるのだろうし、例えば英訳すれば海外媒体にも対応していけるな……などと考えて準備している最近です。
不況で経済危機でそろそろ実体経済にも影響は出て来ているのですが、これは世界全体に目を向けるとそうそう悲観的な状況ではないと見ることも可能です。従来の先進国と呼ばれるような所がある程度行き詰まるのはいわば当たり前なので(普通に考えてずっと(経済に限っても)伸び続ける国と言うのはないです)、実はその分世界の新興市場はどんどん伸びていってる状況です。日本の企業でも、新興市場向けに戦略をしっかりと練っていた所は、実は業績も伸びていたりも。
そういう新興的な場所で新しく豊かになってきた方々が、娯楽に興味を持ち始めたりすると思うので(娯楽は基本「衣食住」の豊かさの次に来る場合が多いです)、価値があるコンテンツを作るっていう方向で頑張りたい方は、ビジネスの基礎とかマーケティングとか外国語とか色々必要にはなってきますが、そんなに方向性は間違ってないと思っております。
通時の知識(歴史など)、共時の知識(国際、共時経済、メディアなど)、普遍の知識(原理からのビジネスの基礎、哲学などの普遍)、伝達能力(国語、外国語、コピーライティングなど)、想像・創造力(価値を作る力)、辺りがあれば、なかなかまだまだ面白い世の中だと思っております。