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 ニコニコチャンネルの公式配信(こちら)で少し遅れて視聴した『魔法少女まどか☆マギカ』第6話「こんなの絶対おかしいよ」の感想です。
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 個人的にお母さんが作中解説を推している中で、今回のお母さんの話は、意図的に間違った選択肢を選ぶことが正解に繋がることもある、みたいな内容でした。

 この前の結果(バッドエンドかどうかにかかわらず)に関係なく過程を真剣に生きるという幸福観とも重なるお話です。バッドエンド回避の選択肢ばかりを狙っていくと、かえって深刻なバッドエンドに陥ることになったりもするし、選択肢正解主義に陥りすぎて幸福も感じられなくなる的な。やっぱり全体的に(選択肢とルート分岐とかある)PCゲームとか意識してそうなお話。そして、第1話の二つのプチトマトの片方が選ばれ、片方が落ちるけれど、お母さんは落ちた方を拾いあげるという行動にも重なる内容。選択肢間違いで、全てが終わりという訳ではない。

 だから、今回のさやかのソウルジャムを投げ捨ててさやか死にかけるというまどかの行動(選択)は、意外とこれなのかなと。確かに今話だけだと間違った選択だった感じだけど、トータルでは良い方に転んだりするのかもしれない。実際、杏子の敵意はなくなった感じだし(それどころじゃなくなった)、ほむらさんも緊急事態を前に協力してくれたり(ただ、さやかの生命を案じたというよりは、まどかを人殺しにはさせたくないの方が勝ってたような印象。まどか主義な子!)。

 あと、この「本体がソウルジャムで、身体は虚構」みたいな魔法少女の設定は、そのまま作品の構造にもかかってきそうな気がします。名字と名前が両方名前みたいなキャラクター達だったり、OPの二人のまどかのシーンといい、何かしら本体的な人は他にいて、今描かれているまどか達は虚構存在的……とかは普通にありそう。ゼロ年代PCゲームとか意識してるならなおさら。ほむらが守ろうとしているまどかはどっちのまどかなの的な展開もウェルカムな状態なのでした。

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→次回:第7話「本当の気持ちと向き合えますか?」の感想へ
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