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物資不足/110326  非常時の食事の作り方にもある程度慣れてきました。相羽です。
 仙台日記、10回目です。
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 災害対策用ロボット開発の話。

 漫画の『AKB49 恋愛禁止条例』にハマってるけど、専門はわりとロボとかそんな感じのノウライトさんから教えて貰った、テムザックという企業(公式サイト)の援竜というロボットについて見たりしていました。

 最近でもこのくらいの段階なんだなと思いつつ、ロマン(可能性)も感じました。あとは、海外の情報なんかにも当たり始めてみたいと思います。結局自律系の話とかになってくると認知科学の出番というのはあるので、まだ漠然とですが僕の学問も貢献できる部分が出てくる気がしています。

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 今回の状況で時折思い出していたのが『宇宙のステルヴィア(公式サイト)』という作品でして、今日はコミックス版の最初の方を少し読み返してみたりしました。

 189年前に超新星爆発による大災害を経験した地球。第二波が到来することが予測されていたので、人類は100年を越える計画の末に第二波を回避するグレートミッションを構築する。そしてついに主人公達の代、第二波が到来する。100年越しの人類の総力をあげた戦いが始まる……みたいな話なんですが。

 今思い返すだけで色々と新しい発見がありました。アニメの最終回が志麻の弟とアリサの妹の視点のお話なのは、当時は単純に世代交代みたいなのを描いていたのかなーと思っていたのですが、これは、ようは災害はまた起こる。だから次のミッションを託すいつかの世代のために、次の世代の物語も始まっているという終わり方だったのだと今腑に落ちました。カントの、我々は未来の人々に対しても責任を負っているというような考え方の着地。現実のこういう状況で、一昔前とは違ったレベルでこのお話に共感する自分がいます。災害は、絶対にまた来る。だったら、その時の人々のために、できることはやっておきたい。

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 わりとブロガーさん達の間などで有名な物語論の記事に、いずみのさんの「契約と再契約」に関する記事があります。↓

ゼロ年代における「契約から再契約へ」の想像力/ピアノ・ファイア

 主人公とヒロインの最初の契約はわりと成り行きで、だけど物語の山場で、必ず自分の意志で覚悟を決めて再び契約する「再契約」が描かれる、みたいなお話です。これは確かに、『Fate』の士郎とセイバー、『コードギアス』のルルーシュとC.C.、などみんなそんな感じです。

 そして個人的な見解を付け加えれば、「再契約」は同じくゼロ年代の物語のムーブメントだった、「一回性」の概念とリンクします(『ひぐらしのなく頃に』や『ハルヒ』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を入れても良いかも)。いくつもある世界をいつでも選べるのではなく、一回きりで有限のただ一つの世界・人生を生ききる覚悟、沢山のヒロインからよりどりみどりで選べるというのではなくて、ただ一人のヒロインと有限の人生を全て使って向き合うという覚悟。「再契約」時に求められる心理と、「一回性」の覚悟を決める心理は重なっていると思います。

 今回の地震は、リアルで色々な人達にとって、自分の仕事に対しての「再契約」の機会を誘因することになるかと思います。特に電力不足や原発の進展の影響が顕著になってくるであろう夏以降は、今まで何となくなりゆきで今の仕事をやっていた人には、再びその仕事をこの混乱の時代に覚悟を決めてやるかどうか? 一度きりの有限の人生で、一回性の選択として、自分の役目としてこの危機時に向き合う覚悟を決められるかどうか? という問いを自然に突きつけられる形になるかと思います。

 僕は今回学問をする人間としての自分と再契約することを決めました。みなさんも、後悔なき決断が出来ますように。

   相羽