仙台日記、16回目です。
さすがに三週間近く入れなかったのは人生初なので、何かと想い出に残る入浴体験になった気がします。銭湯も一種の娯楽的なスーパー銭湯みたいなの以外は斜陽産業になっていた気がしますが、地元の普通の銭湯が整理券配るくらい賑わっている風景に、非常時は時代が少し前に戻る感を感じています。ショッピングモールも地元の大きいやつは8日からようやっと再開なのに対して、震災初期にがんばってたのは古くからの商店街でした。否応なく、色々な価値についてもう一度考えてみる機会になっています。
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解体した本棚やら壊れたテレビやらを僕がまとめ、父親が震災ゴミ置き場に車で持っていく……ということをやっていました。
仙台は現在あらゆる事柄が「特例」や「非常措置」でして、震災で出た大型のゴミは、区ごとに地区(公園など)を指定してそこに持ち運ぶことになっています。この辺りは対応の柔軟性が出ている部分だと思います。ここでお役所仕事的に、「従来の粗大ゴミの出し方にのっとって出して下さい」とかだったら、各家庭の復旧は大幅に遅れていたことかと思います。
違うレベルの話として県全体で持ち上がっているのは、沿岸部の膨大な瓦礫を、一時的にでもどこに置くか、という問題。もともと平野部分が少なく貴重なうえ、公的なスペースは上述の震災ゴミ置き場に使われていたり、避難所に使われていたり、仮設住宅建設場所になっていたり、炊き出しやら給水場やら遺体安置所やらに使われていたりで、どこもいっぱいです。平野部分の有効活用を突き詰めてきたのが都市としての仙台の歴史でもありますが、歴代稀にみる試練です。僕の近所の、一種の新中心部構想的なものがあった地区も、仮設住宅建設予定地に変更したりと、色々と「特例」「非常措置」モードでがんばってはいるのですが。
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アニメの話なども。ようやっと、寝る前に録画していたのを1、2話観たりくらいの余裕が出て来ました。
『IS<インフィニット・ストラトス>(公式サイト)』で世間より遅れてシャル無双っぷりを食らっていたり、『STAR DRIVER』最終回(感想)に燃えくるっていたりしました。
シャルはな……。秘密の共有とか、主人公がトラウマの救済役になってるとか、同部屋とか、キャラクター本体の記号(例えばツインテール、ニーソ、ツンデレみたいなの、など)に萌えるのみならず、シチェーションに萌える部分が大きくて破壊力が上がっているんだろう、と力説してみる。
そしてTBC(東北放送)で、今日(7日)の深夜から『日常(公式サイト)』やるみたいで楽しみ。ちゃんと放映されるようで何より。CM枠は相変わらずACなのかなー。特にコアにTV放送を入り口にしてBlu-rayとかグッズとか売って成り立っているモデルだと思うので、若干心配。深夜アニメは震災後も人は萌えられるのか問題とかビジネスモデルの問題とかあって、何かと転機な気もしております。
相羽
日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)
IS <インフィニット・ストラトス> 第2巻 [Blu-ray]