今週の「バクマン。」「HUNTER×HUNTER」「ネギま!」「ハヤテのごとく!」と軽く感想です(ネタバレあり)。
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●バクマン。

 「この世は金と知恵」という、サイコーとシュージンから影響を受けて、七峰君が至った行動原理に殉じて、七峰君また敗北、と予想。つまり、資金切れで会社継続できなくなって敗北オチ。今回しきりにシュージンが資金源を追求していたのにも合致するし。

 つまりお父さんから切られて資金が確保できなくなるということなので、敗北しつつも「この世は金」というのが真という拠り所の正統性は保たれ、一方でお父さんのような人間に切られたのが敗因と、編集者との関係の話で描いてきた、結局人間関係の信頼も持ち込まないと良いものを継続して作るのは難しい、という前回のエピソードで描いていた部分もまた真、と落とし所にできると思うので。

●HUNTER×HUNTER

 王が心の中の嘘本当も見抜けるがごとき能力を手に入れて、このエピソードのキモの一つになってる気がする、嘘本当の駆け引きそのものがどうなの的要素がまた一歩進んだ感じです。前のイカルゴのエピソードで、結局真(本当)をさらけ出して事態が好転する場合もあるという話が、今回のエピソードにも効いてる感じ。

 嘘と真による駆け引き、回りは猜疑心だらけの王だからこそ、そういう邪悪な世の喧騒は盲目ゆえに見えない。グンギを通した真実性だけで王に接してくれたコムギの存在が光る、という構成なのではないかと思うのでした。王が手にした「嘘本当を見抜く能力」自体が、コムギには最初から無効ですからね。

●魔法先生ネギま!

 「魔法世界編」完結。この後は、赤松先生の最終回B案が採用されている劇場版と、続いていく本誌(たぶんA案ルートなんだと思う)とにルート分岐。分岐するルートの選択と、ヒロインの選択をシンクロして描くのは、ばっちりゼロ年代ノベルゲームの作風を応用している感じ(B案がたった一人のヒロインを選ぶ話らしい)。

 もうちょっと明日菜本人が3-Bの人格は疑似人格で本当は魔法世界の御姫様だったことに葛藤したりするのかと思ったんですが、意外と素で受け入れていてヒロイン無双で最終戦を決めてくれたのが爽快でした。夕映の記憶の真偽エピソードとか、魔法世界の住人の真偽エピソードとかで、十全に事の真偽以上に大切なものはある、というのを描いていたので、ここで明日菜(アスナ)が真偽を越えて無双するのが全ての解答になっているという、良い最終戦だったと思うのでした。

●ハヤテのごとく!

 最後の残された時間を広報に使うナギと、漫画本体のクオリティアップに使うルカ。

 どっちが良いとも言えない話題だし、これは評価基準も曖昧な話題(売れた部数で数字上の評価は出るけど、それでいちがいに比べられない部分を上手く描いている感)ゆえ、ナギとルカの勝った負けたは、「本人の納得度」という部分に委ねられると予想。その点で、両方負けエンドが今回のエピソードのオチなのかなと感じてはいるのですが。

HUNTER×HUNTER 29 (ジャンプコミックス)
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DVD付き 初回限定版 魔法先生ネギま! (35) (講談社キャラクターズA)
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