アニメアイドルマスター(公式サイト)、第6話「先に進むという選択」の感想です。
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 前回ラストで、トップアイドルになればもうみんな一緒に過ごす夏休みなんて来ないだろう、なんて語りがあった訳ですが、それを受けてか、いよいよトップアイドルを目指すという上昇志向の是非のようなもに焦点があたってきた感じ。

 具体的には、竜宮小町をブレイクさせるべく頑張る律っちゃんも伊織、亜美、あずさも正しいし、それを追って頑張ろうとするプロデューサーも正しいはず。市場価値の中で競争を勝ち抜いて、トップアイドルになるのが目的なのだから。

 なのだけど、竜宮小町がブレイクしはじめたことで、競争で上がっていく者達と、残された者達が否応なく別れていく。プロデューサーは焦る。空回りしてしまう。この辺りの切り取り方が上手かったと思うのでした。

 残された者達側のピンチを救うのが、一番最初から持ってる美希というのも熱かった。チームに一人いるだけで総合力が上がる天才。稀にいるよな、こういう人……。このまま弱肉強食の市場原理に価値を置いたアイドル競争に突入していけば、共同体は破壊され、数字で評価されるだけの人間性を剥奪されたアイドルという虚像だけが残る……というのが昔からあった批評界隈の話ですが、一番勝ち抜けるはずの美希が何故か765プロの共同体維持に一役買うという熱い展開。序盤で、細かい所で協調やチームという主題を描いていたのが効いています。今まで一番協調性がなく寝てるだけだった美希が、やる気出すと瞬時に真と組めたりするんだもんなー。美希さんマジ真の天才。

 しかし、協調いいよね、とぬるま湯に浸っているだけをも是ともできない。ラストで、竜宮小町として始動し出した伊織がプロの顔になってることに真が気付いてしまう、というカットが技アリでした。協調は大事で優しいけど、先に進める者から顔つきは変わっていく。アニメアイドルマスターはこの辺りの、協調とか全部かなぐり捨てて市場価値追求の鬼になれれば楽なのに、逆に、市場価値で上に行くことを諦めて、いつまでもぬるく協調とだけ言っていられたらそれも楽なのに、と、その辺りの「揺れ」を作品全体に込めてるであろう辺りが好感なのでした。

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