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 アニメ『Fate/Zero(公式サイト)』第二話 「偽りの戦端」の感想日本語verです。

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 「stay/night」のゲームもやってますし、「Zero」の小説も読んでいますが、感想は原則そっちの方のコアなネタバレは無しの方針です。
 ◇◇◇

 術者と英霊、だいたい三組の初接触が中心に描かれた今回、


●切嗣とセイバー

 窓越しの関係=相容れない存在。

●龍之介とキャスター

 同じ闇の中=同族。

●ウェイバーとライダー

 橋の下での対話=境界領域の二人。


 とそれぞれ象徴演出をばっちり効かした作り込みなのが上手い。背景美術が神がかっていて強い世界観を作っている作品なので、ちょっとした場、空間に色々シンボリックに意味を持たせていく方針が本当輝いて見えます。

 オープニングでもめっちゃクローズアップされている冬木大橋の下で対話するウェイバーとライダーとか、もうこのシーンだけで涙ぐみそうになる。話の内容が世界地図にまつわる話題なのもいい。そう、Fate/Zeroはいわゆるセカイ系とはまた違う、「世界」に関する話だとも思う。

●エンディング

 英霊サイドの、英霊達が生きた時代のワンカットを連続で映していくというガチの映像。いや、確かに英霊達が生きた時代と現代の時代が接触してっていうのが大事な作品なんだけど、ここまでド直球で作品のテーマ性推しのエンディングだとは思わなかった。例えば最後のカットとか、セイバーさん(アルトリア)の生き方というのを、あくまで絵で表現しようとしている。これは、奈須文体と虚淵文体でそれぞれ圧倒的なテキストで、stay/night、Zeroともセイバーさんに関しては描かれていたんだけど、新しく映像表現でそれに一ページを加えるぞという気概を感じます。萌え絵連続カット的な方針を潔く切り捨てて、ガチ映像芸術推しとかすごいな……。伊達に制作陣が、ライバルは『龍馬伝』や『24』と言い切ってない……(ソースは今月の雑誌ニュータイプのインタビュー記事)。

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→前回:第一話「英霊召還」の感想へ
→次回:第三話「冬木の地」の感想へ
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