大きいことよりもやれることをコツコツとやるような段階。
 地域的に震災で全国比で学生の勉強は遅れてる訳ですが、そういう生徒さんの英語力、国語力をマイメソッドで伸ばしてやるというのはそれなりにやり甲斐も感じています。
 ◇◇◇

 ある日メイドさんが描きたくなってメイドさんについて調べ始めたら、あやうくメイド魔道にハマっていく所でした。ガチで服飾史とか文化史の話にも繋げられて、実際に熱心にそういう研究をされてる方も多数いるため、そういうのが好きな身としては深くハマる所でした。

 とりあえずヴィクトリア朝のイギリスメイドに基本を設定してみるなら、歴史上現在日本でメイドさん萌えが起こってるのは実は熱いんじゃないかと思いました。イギリスの拡大とグローバリズムとやや違いはあれど、拡大勢力を前提にして、使用人(メイドさんはつまり基本メイド・サーヴァントなので)クラスの萌え化によるかく乱戦略。最近の「めだかボックス」における球磨川くん勢力のポジションを連想させます。日本のポジションはこれでいいような気もしてくるのでした。第三勢力のメイド部隊が世界を救うPCゲームに興味があるメーカーさんいましたら僕がシナリオ書きます(え)。

 ◇◇◇

 大雑把にいうと、言語学の世界で80年代に、「表面的には多様な各言語にも、共通する普遍的な原理のようなものがある」という考えを中心にノーム・チョムスキー周辺で発展したのが「GB理論」。僕がいつか80年代が舞台の小説を書きたいという理由の一つでもあります。

 チョムスキー周辺の理論だけでもその後だいぶ変遷しましたが、今でも基本的な考え方自体は使えると思っていて、実際学生時代にやったこの理論の基礎を使って、僕はある程度各言語から共通性を抽出するのが得意だったりします。何かの縁で身に付けた能力なので、この辺りを生かしていきたいという気もします。実際、日本語と英語の共通性と違う部分の解体と再構築から出発している僕の英語の授業などはそれなりに(普通に受験生向けとかでも)効果がある実感があります。

 なので、最近の趣味はフランス語の文法書を読んだり。

 英語は仕事の感覚が強くなってきたので、フランス語は妙に心やすらぐ(え)。これも、院の受験の時に入学できる程度にはやったので、もう一回さらっとレヴィ・ストロースやアニメの話をフランスの人とできるくらいにできると面白そうなんですけどね。欧州と東の島国で共通することと、違うことの話とかしたいですよ。

 ◇◇◇

 新渡戸稲造ブームは継続中でして、「教育の目的」とか読み始めて面白いです。青空文庫にあるので(たぶん、iPadのi文庫HDで最初から読めるので)興味がありましたら。

 ももいろクローバーZというアイドルユニット?が「労働賛歌」という曲のプロモーションを最近やっておりますが、新渡戸先生の生々しい労働とか賃金の分析からはじまる本でした。

 ガチで労働に関して再考している人は多そうな昨今なので、ももいろクローバーZ聴きながら読んだりがお勧め(え)。

言語のレシピ――多様性にひそむ普遍性をもとめて (岩波現代文庫)
言語のレシピ――多様性にひそむ普遍性をもとめて (岩波現代文庫)

労働讃歌(初回限定盤B)(DVD付)
労働讃歌(初回限定盤B)(DVD付)