光牙の少年力が高めで眩しい。眩しいっ(二回目)。
前回光牙VS龍峰で、先代に偉大な聖闘士を背負ってる者同士を描いておいて、今回は親は名もなき"負け犬"シルバー聖闘士である蒼摩の話を持ってくるのは上手い。みんながみんな、偉大な文脈とか背負ってるわけじゃない。
それゆえに私怨的な感情で、親をバカにする相手にはかみついてしまうんだけど、光牙の聖闘士としての愛他行動の前に、私怨的な文脈は少し手放す、という流れも上手い。聖闘士としての使命>私怨。仮面を取ったユナもだけど、序盤で主要キャラクター各々の問題には一区切りついていっているような気がします。
ラストは、オープニングにてメイン格キャラの中でもちょっと異質というか破格に扱われてるエデンが、「別格で一位」というポジションで登場。雰囲気的、ポジショニング的に一輝関係を想像してるんだけど、彼の背景も気になる。
そして、龍峰、あなたの能力を利用してあげるんだから、べ、別にあんたのことなんかどうとも思ってないんだからね! 的に共闘に誘っておいて、実質自分は何の役にも立たなかった、むしろ助けられてたユナさんが面白い。ユナさんの、異性への接し方的な文脈で光牙と龍峰の扱いが全然違うあたりとかは、脚本の機微が出てると思うのでした。
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