- ブログネタ:
- 介護生活しながらの日記 に参加中!
◇◇◇
◇◇◇
◇◇◇
左之助登場。二重の極みを身に着けた後の左之助VS剣心というのは、原典では実現しなかったカードなので一種のドリームマッチ感がありました。二段技である二重の極みに対して、御剣流の二段技の代表である相龍閃で迎撃というのもロジック的で面白かった(「双龍閃」が「相龍閃」になってるのがパラレル感か。各話の決め技は全部このネタでいくのかな)。
また、ここで相龍閃は使っちゃったので、刃衛は何で倒すのかとかも興味深い。剣心は天翔龍閃は既に身に着けてる扱いになってるのか否か(アレも二段技だから)。
赤報隊に関する左之助のバックボーンが描かれないのは残念な気はします。剣心にしろ左之助にしろ斉藤にしろ、幕末維新時の混乱の出来事(過去)に動機があり、ある意味縛られ、だけど少しずつ新しい人生を歩んでいく。その登場人物たちの流れが、大きな幕末→維新後へ、という時代観とシンクロしてるのが面白い作品だったと思うので。刃衛が敵キャラの中でも少し別格で出てきてるんで、全体として過去の贖罪と現在と未来、みたいな主題は原典準拠だと思うのですが。
原典でのもう一人の過去に縛られてる組の代表であった、恵さんが出てくるのか気になる(恵さんが出るなら蒼紫も出さなきゃな気はするけど)。恵さんが出てこないと薫との恋話が掘り下げられないので、やっぱり出てくるのだろうか。というか、個人的に思春期に読んでて憧れたくらいのキャラなので(高荷恵)、登場希望なんですが。

るろうに剣心 1 〜明治剣客浪漫譚〜 (集英社文庫―コミック版)
→前回:るろうに剣心キネマ版第一幕「浪漫譚の始まり」の感想へ
→次回:るろうに剣心キネマ版第三幕「正義の行方(前編)」の感想へ
→『るろうに剣心キネマ版』の感想目次へ
→『武装錬金』全巻感想