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 『Fate/Zero』前期主題歌「oath sign」の歌詞には、送り手が意識してるかはともかく、日本語古語知識が少しあるとダブルミーニングになって切嗣ソングになる箇所があります。


 確かな絆を強く握り進もう


 のところ。「絆」は同じ字で「ほだし」という読みで、手枷・足枷のような意味が古語にはあります。「(馬などの)手綱を強く握り」みたいな言い方との韻で「絆を強く握り」にしてるんだろうな(zunaの音の連想)という点も上手いと思ってたのですが(実際、手綱や枷のように、繋ぐための長い紐のようなイメージがもともとある語)、それ以上に感じ入るのが「絆(ほだし)」という語が代表的に使われるシチェーションは、
 古典物語的には出家しようとした人が、だけど愛する妻や子との「絆(ほだし)」が切れなくて出家を思いとどまる、というものが多いこと。『源氏物語』でも光源氏が何度か出家しようとしても、家族との絆を切れずに思いとどまる……というシーンがあります。それくらい、足枷、障害でもあるけれど、大事なものでもあるのかもしれない、というニュアンスがある、ちょっと仏教的世界観を伴った日本語独特の含みがある語です。

 ゆえに、該当箇所の歌詞は、表面的にマスターとサーヴァントの絆(キヅナ)とか、そういうのを歌ってるのかな、という読みの他に、奇跡の具現みたいな出家願望(あっち側の世界への願望という点で共通するものがある感じ)を抱えてる切嗣が、だけどアイリスフィールやイリヤとの絆(ほだし)が切り難くて苦悩する……という含みも持っている歌詞だとも読めます。

 その後まで引用すると、


 確かな絆を強く握り進もうどこまでも 穢れきった奇跡を背に


 なので、ああもう分かるという感じ(奇跡よりも絆(ほだし))。「stay night」のセイバールート、桜ルートへのパスなのね、みたいな。

『Fate/Zero』 Blu-ray Disc Box
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 話変わって、六法氷樹さん(Twitter)の今日のツイート。


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ちなみにFateの遠坂凛嬢は属性が五大元素統合だけど、意味合い的には全部乗せの意味であり五種類という訳ではなかったりする。地水火風とか以外にもこの世にある物には全て適正有り。逆に妹の方はこの世に存在しないものは全てに適正有り。具体的になんなのかはよくわからない

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 まじか。出典分からないけど、六法さんは結構設定関係のものも読んでるので、それなりのソースっぽい。だとしたらやっぱり、stay/night物語プロローグの、


  「なんで? 世界なんて、とっくにわたしの物じゃない」(遠坂凛)


 もその辺りと関係がある台詞として描かれているのか。よく練られているなー。

 ちなみに、属性と元素とかの話は『魔法使いの夜』にも少し出てくる箇所があって、これが青子と橙子で違うんだけど(劇中の中心的な謎の一つ、何故表面的には才能があるような橙子じゃなくて、青子が魔法の継承者に選ばれたのか)、そーいうことも考えると、ちょっと第五魔法「青」の正体にも近づける気がしてきた。いつか仮説とかまとめてみたい。


●ガンダムSEEDHDリマスター/第28話「キラ」/感想

 前回の感想と話数が前後しますが、こっちはBS11で観たので。

 キラとフレイの関係の山場の回でもあるんですが、フレイのキラをなじる言葉の数々は本人無自覚のコノテーション(含意)という印象を持ちました。第34話のラクスとか、各種ラクスのアスラン言葉責めとかはラクスは自分で意識して表面的な言葉に逆のコノテーションを込めてると思うんですが、フレイはそこまで器用じゃない感じ。

 この話数時点で、無自覚の深層ではコーディネーターとかのカテゴリ以前としてキラ個人が優しい人というのは分かってしまっていてフレイも個に惹かれてしまっているのだけど(物語上明示的にはキラを失った後サイが婉曲的に指摘する)、表面的には「同情してんの!?あんたが!…私に…?」とかしか言えない。ナチュラルとかコーディネーターとかのカテゴリ依存に翻弄された関係の、一つ目の終着点と分岐点。コーディネーター陣営とナチュラル陣営が交差する位置にあるオーブでこのイベントが起こるのも、マクロとミクロが連動してる感じでいいです。

 その後、キラ、どうして自分をコーディネーターにしたのか問うてしまいそうで、両親には今は会えない発言。カテゴリ依存呪縛の悲しさがピークに達した所で、そういった境界(の比喩であるフェンス)を軽々と越えていくトリィが飛び出していく。そこから、伝説シーンの一つ、フェンス越しのキラとアスランの対話まで。この時点ではどこまでもフェンス越しの対話で、お互いの手もギリギリ触れそうな所までいって触れないのも上手い(第40話のガンダム手つなぎへのタメ)。「あんなに一緒だったのに」が最も効果的に使われたシーンの一つである、カテゴリ呪縛による分化前の二人の想い出場面が流れながら、あんなーに♪ どうしてこうなってしまった感。HDリマスターでは続く第29話からエンディング曲が変わるので、これが「あんなに〜」の最見せ場だ感が熱いです。

 この話でタメは十分になりました。後は、カテゴリ呪縛最悲劇イベントを経た後、第34話へ。長いタメだった……。ここまでタメて、ようやっと第34話のキラとラクスの対話と、フリーダムガンダム出陣だ。


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●日記

 昨日の夜、そういや七瀬さんって昔ゲームのアイマスやってたよな、と思い出し七瀬さんブログのアイマスプレイ日記カテゴリをスマホで全読。アニメから入った僕的に、ようやく2007年頃のこの記事群が読めるようになりました。結論として、ゲーム開始直後の初プレイで惨敗した真プロデュースを、一年越しのプレイ期間を経て最後にもう一度プロデュースしてリベンジする下りに涙しました。七瀬's脳内アイマスストーリー熱い。

 やっぱりブログはこういう風に時間経ってから特定の話題をじっくり読めるのがイイですね。Twitterだと、Twilogとか使ってもその人の特定の話題に関するつぶやきだけまとまって読んだりはしにくいですからね。

 フロー過ぎる事柄は徐々に価値が減衰していくと思ってるので(例えば、『氷菓』に関するTwitterつぶやきは50年後とか100年後とかにはおそらく霧散して何も価値を保持したままは残っておらず、『氷菓』本編の美しい映像だけが残ってる)、とりあえずまだ蓄積性が高めのブログやホームページを今後も個人的には大事にやっていくつもりです。