坂井さんがデレるのが早いです。がっかり感を漂わせながら登場し、第1話では来夏にもキレ、ああ、これは坂井さんが立ち直っていくお話なのかなと思ったんですが、紗羽が緩衝材になって、比較的早くケーキで取引に応じる間柄に。合唱部に名前だけ貸す間柄から、真合唱部入部に至る所で盛り上がるのかなと思ったんですが、今話ラストでケーキ3個と言いつつ自発的にピアノを弾きはじめる坂井さん。早いです。状況だけならもう青春カムバックが果たされているかのごとく。もっと灰色でいこうよ。
音叉に聞き入ってる校長は仮面ライダー響鬼にでも変身するのかなと思ったんですが、どうも校長、教頭と坂井さん母に何かしら縁がある人な模様。教頭先生がもう終わってしまった大人、青春メンバーがまだ可能性がギリギリ残されてる子どもと大人の境界線上の人々、という対比は明らかですが、教頭先生のお話は正直どうでもよい。自分の楽しさと他人を楽しませることの狭間で葛藤とか、そういうことができる才能に嫉妬するとか、もうそのフェーズはよい。大人は国難仕様でいってほしい。
新しいことを始めたりするのにギリギリ可能性が残ってる高校三年生という時期設定はよい。後輩メンバーが塾を口にしたり、補習のシーンがあったりと、一つは無難に受験勉強してノーマル化された大人になっていくルートがアリ、もう半分そこに足は入っている。音楽科から普通科に移ってきた坂井さんはお家の事情込みでのノーマルルート選択者。なのだけど、来夏がそのノーマルルートへの抵抗運動を合唱部という形で、ギリギリの時間帯に始めてしまう、というお話。敗戦濃厚な中、来夏と紗羽だけでも歌う。坂井さんがピアノで協力してくれる、という引きは情緒があった。教頭先生にわざわざ言われたり、観客が聴き入る描写があったりと、実は来夏こそがノーマルルート外にも行ける才能を持ってる、みたいな流れになるのかな。
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TARI TARI(1) (ガンガンコミックスJOKER)
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