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 BS11で視聴のアニメ「ソードアート・オンライン(公式サイト)」第4話「黒の剣士」の感想です。
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 キリトの現実世界での話も出てきていきなり面白くなってきました。アスナさんを差し置いてこの序盤でこの話を持ってくるあたり重要エピソードなんだろうな。

 いわく、キリトは現実世界には本当にリアル剣道で強い妹がいて、引け目を感じて生きてきたとのこと。おそらくはSAO世界の中でのみ強いキリトとの対照な訳ですが、あり得たかもしれない(剣道家として以外の)妹の可能世界を自分が奪ったのかもしれない点を引きづってるとか上手すぎる(SAOも可能世界、仮想世界だから)。

 真・妹と重ねる仮想妹のシリカを救済した後、SAO世界での強さ(レベル)なんか意味なくて、今度は現実世界で会おう、とかキリト君は言う訳ですが、これは本心なのか。時系列がいじってあるっぽいので、このエピソードまでにそう思えるだけの何かがキリト君にあった可能性もありますが、1話時点でなど、キリト君思いっきり現実よりもSAO世界の方が生きる実感あるよみたいな感じでした。

 原作も続刊中っぽいですが、これSAOが攻略可能な局面まできたとして、キリト君が出られるのか、というのは面白い。虚飾のレベルで強くいられるSAOから出て、本当の妹と向き合えるのか的な。ネトゲ廃人がリアル家庭問題に向き合えるのかとか、ハラハラですよ。

 この、SAO世界でキリトが強く、カッコよくあればあるほど、背後にある虚飾性や虚構性が増して感じられてしまうという物語構造は本当上手いな。よく考えたなと思いますよ、本当。

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