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介護生活しながらの日記 に参加中!
 帰省してきていた姉さんや甥っ子たちも戻っていったので、また家事、介護などしつつの日々。

 姉1がヘルパーさんやってるんだけどがんばってる感じでした。東京で増えているという一人老人世帯の話を聞いたり。本当、加速する大老人時代を、なんとか生き抜いていかないと。

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 七瀬さんも書いていたけれど、今週の「めだかボックス」は『残像に口紅を』を思い出しました。筒井康隆は最新の『ビアンカ・オーバースタディ』も気になってるけど、有名な昔の作品でまだ読んでないのがけっこうあるので、あたれるならそっちを先にあたりたいです。
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 最近の学生さんとの会話を通し、彼らの中では僕らの頃の宮部みゆきポジションが、東野圭吾、伊坂幸太郎あたりなのかと推察中。ポジションというのは、オタク系でも文学系とも違って、わりと一般的に広く読まれてるベストセラー系という意味で。

 三田誠広、埴谷雄高とか、澁澤龍彦、倉橋由美子とか、ラノベ系とかを中心に読んでいた自分とは異文化接触が起こってる感じです。

 ミステリなら竹本健治『匣の中の失楽』、山田風太郎『明治断頭台』あたりを最強と感じているけど、高校生に勧めていいのか分からぬ。

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 上でさりげなくラノベ系とか書いたんですが、『ロードス島戦記』や『星界の紋章』などは、今の作品タイトルが大喜利状態の"ラノベ"とは何か違う気もします。

 最近今更気になっているのは栗本薫。『グイン・サーガ』いっとく、的な。最近ようやっと古本屋で何作かパラ読みする機会があり、今になって分かるその文体に痺れました。

 しかし栗本薫も氷室冴子ももういない世界を生きてる寂しさよ。WEBでのテキスト氾濫時代が進んでいく中、忘れたくないリスペクト。グローバルとかクラウドとかの言葉の勢力が増してくる少し前、ただ"作家"、"少女小説家"とかしか言いようがない称号がとてもカッコいい。

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 川原礫さんと佐島勤さんは好き。

 お客様にはまず読んで貰わないといけないので第一にタイトルが大事です(きりっ)というのは、コトラー的というか市場主義、顧客主義なんだけど、WEB後のテキストの世界が、結局その手のビジネス書セールス系の原理だけで動いていくとしたら、それは何か寂しい。

 WEB小説家出身だとして、この二人にはSNSで書いてたのがウケたので出版して市場化しました、みたいなだけの流れとは違う異相を行って欲しい。

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 思い出したように語りたくなる程度には、読書好きな方でありました。

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)
匣の中の失楽 (講談社ノベルス)

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)
星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)