RTされたので藤子・F・不二雄の絵柄でフォーゼを描きました。

 TJさんのネタは愛があるのう。


★Jコミの新型ビジネスモデル、「JコミFANディング」 のβテストを行います! 【初回目標額は10万円】 - (株)Jコミの中の人

 もう本日お昼頃募集を開始して、ばっちり二作品とも目標額には達したようです。おめでとうございます。

 昨日の時点で、赤松先生にTwitterで質問してお返事頂きました。
 以下のような流れ。


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寂しいシロクマ @KenAkamatsu 50人~100人の特権者だけ手にできる作品を作ってしまうと、大衆娯楽としての漫画や、絶版漫画の図書館としてのJコミという理念と矛盾してしまう点はどうお考えでしょうか。

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赤松健 @sabishirokuma 作家が電子書籍からきちんと収益を得て、「次回作」を描いていけるビジネスモデルを開発することの方が、どちらかというと重要だと思います。最近、マンガ家を廃業する人が増えていますので。マジです。

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寂しいシロクマ @KenAkamatsu 丁寧なご返信ありがとうございます。理想が全部OKという状態は難しいですので、優先順位をつけていく現実も大事ですね。基本的には賛成です。クリエイターが収益を上げつつ漫画文化を保持していけるような枠組みの求道を期待しております。ありがとうございました。

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 一部のお金持ちが家に飾っておくような特権階級のための芸術ではなく、「誰でも読める」という大衆娯楽である点に漫画の特性があったはずなのに、50人〜100人に限定して金額を高くして販売するモデルだと、その歴史を逆行してしまうのではないか、という意図での質問でした。

 頂いたお返事から感じたのは、もうそういう理想的な話よりも、まず稼いで漫画家が生存をはかるのが先、という段階なのかな、ということです。だとしたらそれは正論で、絶版漫画の図書館とか漫画文化保持とか、現代の漫画家が生き残ってなんぼで価値を発揮する話ですので、もうそこが脅かされているのなら、ガンガン稼ぎにいくしかない。

 今回の「JコミFANディング」。ようはDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を使いつつ限定性や付加価値を付けて販売という、一昔前のネットビジネスの成功モデルを踏襲してるので、その威力は僕も知っております。今回のJコミのβテストくらいの金額なら、僕も何度か売ったことがあります。

 ただそれだけに、結局漫画などのコンテンツも、このビジネスモデルに行きつくのかというのは多少のがっかり感も。自分も使っていたしこれからも要所要所で使おうと思ってるモデルなので何も言えないのですが、このモデル、稼ぎやすいけど、大衆性の放棄と裏表なんですよね。突き詰めていくと、そのうち漫画家の限定シークレットセミナーを高額で販売して稼いでいく方向に行くようなモデルです。そっちの方向は、「誰でも読める」という「共通体験としての漫画」とは逆方向です。それが少し寂しい。

 のだけどどこの業界も理想論ばかりも言ってられない状況かと思うので、原則支持です。とりあえず生き残ってから、漫画とか海外に売ったりしていこう、というような。てか『ラブひな』の方のセットは僕も欲しかった。介護疲れで仮眠してて起きたらもう受付終わってたよー。

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 『コードギアス亡国のアキト』のBlu-ray第1巻が予約開始。近くの劇場でやらなくて観に行けなかったので楽しみ。

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