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我らが上坂すみれさん演じる第二(セカンド)中二病者、凸森早苗が登場。六花だけでも観ていて古傷がえぐられて痛々しいのに、二人になるとダメージが乗算されるという大変な事態です。ネットで知り合ったというのが妙に面白かった。今は中二病もネットで仲間が見つかったりするので良いですね。いや、良いのかどうだか分からない。
数ある中二力描写の中、「自分で創造した言語で話す」が破壊力が高かった。J.R.R.トールキンと森岡浩之が青ざめています。偉大なファンタジーも面白いSFも、みんな中二病からはじまったんだ。
謎の魔術的部活が創造され、この作品も部活共同体ものになるのかな? という矢先にリア充サイド的な森夏さんも部活に参戦で引き。リア充サイド的森夏さんと絶対中二力の六花とのシーソーゲームみたいな感じになっていくのかな。森夏さんの方は勇太や六花がやっていたドタバタを見つめる目線に憧憬を感じるような箇所があったので、この人もまだどこかで大人側に行きたくない人なのかもしれない。一方で、確かにまったくブレない中二力を発揮する六花と凸森は羨ましくも思える。
六花がやっぱり凄いよな。凸森は普通に中学生なので分かる。勇太は高校進学と共に手放そうと検討している。六花だけ、高校生になっても全力全開なのが凄い。「無難な大人になっていけ」圧力をその年齢で跳ね返せているのが逆に凄い。作品題はけっこう泣けます。普通は恋がどうこう言い出したら中二病のままでもいられないですからね。ダークフレイムマスターもメルヘン的異性も現実にはいない。だから「したい!」という願いというか祈りというか、そういう作品題名なのかな、と。無理だと分かってるけど、どこかで否定はしたくない! というような感覚を切り取ってるあたりが面白いです。
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