ネタバレ注意です。
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物語全体の構造を知ってから観てみると、ステラこそがマユと重なる戦争犠牲者でシンの本然で守らなきゃな人なのに、この序盤では逆に戦ってしまう、という中々切ない構造。
エクステンデット三人組は、(戦うという)役割を与えられてただ全うする存在というポジションで、実は議長のデスティニープラン思想の体現なので、劇中全体では悲劇者ポジションにして、議長の思想を反駁してる(デスティニープランが実行されても悲劇は出る)存在。議長の支配下の出来事なんだけど、そんな中でもマユと重なるステラを守りたいと思ったシンの気持ちは本物だった、というシンの物語の描き方はだいぶ好きです。その部分のカタルシスは最終回までお預けなんですが。
戦闘回なれど、全体的に地味な一話。逆襲のターンと出て行ったルナマリア機はエンジンか何か壊れて飛んでいけないし、盛り上がった所でフォースインパルスに換装しても、そのノリで敵機を撃墜するでもなし。そして、ミネルバ発進は主砲で壁ぶち破って出てきた無印SEEDのアークエンジェル発進に比べて、わりと普通な感じの発進です。良い意味でミネルバサイドは現実サイド(アークエンジェルサイドが理想サイド)なので、こんな感じなのか、物語中盤・後半のバトルの派手な盛り上がりのために、序盤は抑え気味なのか。両方かな。
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