ネタバレ注意です。
今回の見所ベスト1。
第1位:オープニングが爆発オチ
アニメ『日常』の冒頭とかもそうだったのですが、ギャグアニメは爆発させないといけないという日本クリエイター陣の熱い信念でもあるのか、盛り上がるに盛り上がるオープニングのラストは爆発オチ。
何から何までおかしい。
ストーリー仕立てのオープニングの謎の凝りようもおかしいし、冒頭が手話になってる仕様が謎に温かいし、上坂すみれさんが歌うオープニング曲が唐突にデスボイスになるのもおかしいし、「大変だ!大変だ!人間はみんな大変だ!」の歌詞は本当そうだと思うし、『逆襲のシャア』を彷彿とさせる「隕石落下をみんなで防ぐ」展開のオープニングのラストが、地球爆発オチというのも本当ひどい。
ま、まあ本編でもむろみさん、視野が広大過ぎて、種としての人間にそこまで執着してないしね。滅びたら滅びたでしょうがないくらいのスタンスだし。
原作漫画ファンとしては、名島先生の「間」とか「ノリ」を、よく映像媒体に翻訳してるなーと感心しきりでした。爆笑するから危険なアニメは久々ですよ。これを機に原作も売れて、みんな魚類とか海洋性哺乳類に関する造形とか深めていって欲しい。
ギャグアニメということもあり毎回感想とかは難しいですが、今季の一番推しかもしれないです(え)。
オープニングで一番好きなのは、クアラルンプールの少女が走っていくところ。波打際が、世界のどこかと繋がっている+そうして出会う未知のものの受容、という、考えるとけっこう深淵な話が背景にあるギャグ作品なのでした。

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