『翠星のガルガンティア(公式サイト)』第3話「無頼の女帝」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 第2話ラストで、死生観の違いを印象づけて、やっぱり相互理解は難しいよね、と一旦ひっくり返したのに、今話ではレドとベローズで割と腹を割って話し合って、その相違を調整に行っているあたり展開が早いです。死生観が違う。じゃあどう違うんだという話をちゃんとやっていく作品という。第1話Aパートのように、無数に無機的に人や生命が死んでいく死生観の文化で生きてきたレドに対して、ガルガンティアの文化では人にしろ生物にしろ、過度の殺生は良くないという死生観。文明と進歩と技術革新の末に辿り着いた第1話Aパートが命が軽い世界だったのに対して、原初の惑星が「命大事に」の世界観、文化観で回っているというのはしみじみ。

 「ありがとう」のガルガンティアの言葉も今回覚えたし、わりと腹を割って対話することで、次第にガルガンティアの文化や考え方がレドに影響を与えていくことになるのですが、それは同時に、それまでの人類銀河同盟の世界観の中でのレドのアイデンティティが揺さぶられ、あるいは否定されていくことでもある。技術力、戦闘力では圧倒的にレド側が勝ってるのに、心を揺さぶられていく意味で劣勢なのはレドの方、という構図が丁寧で面白いと思っているのでした。全体的に丁寧な作品だなぁとしみじみと観ております。

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→前回:『翠星のガルガンティア』第2話「始まりの惑星」の感想へ
→次回:『翠星のガルガンティア』第4話「追憶の笛」〜第10話「野望の島」感想へ
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