ネタバレ注意です。
長々と幼少時の主人公の英国でのホームステイ体験パートが続いた上で、後半でようやく現在の高校生パートに突入。作品タイトルが現れ、ラストはオープニングと、こういうADV的演出は好き。幼少時は「Hello」と「こんにちは」だけで乗り切ったのに、アリスはその後日本語を身に付けたこと。大和撫子的外見の忍は洋風の部屋に暮らすようになり、英国少女的外見のアリスは和風の趣味になっていたと、その後の時間を経て色々逆転した所から、ようやく現在に繋がってお話が本当に始まる的な演出。幼少時の原初的体験→再会から始まる物語というのはオーソドックスだけど良い感じ。
劇中の英語は表現の選択から日本人の声優さんが喋ってる点まで気になるけど、これは僕が語学が専門だからと割り切る感じ。フィクションの範囲で、ゆるふわ女の子+異文化交流コンセプトの作品として、肩の力を抜いて観られたのです。
個人的に異文化交流を目指したのは青春の残滓なので、なんかくすぐったい作品でもあります。僕も今はもう連絡も取ってない昔日の異国の友人と、もう一度交流できたらな、なんて忙しい現実の中で幻視したりはするので。
ビジュアル的にイイなと思ってた九条カレンさんは本格参戦はまだの模様。なんかこう、眺めてるだけでほんわかする作品的に楽しみたい。

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