ネタバレ注意です。
「秘密」にまつわる部分が面白かった一話。
世界の危機とか、破滅的な事柄について、秘密にしておいた方が良いのかという話。普通の人には秘密にして、力ある者だけが知って立ち向かうべし。現に、紘汰が一身に引き受けて頑張ってるから今舞は笑っているんだ、という光実。一方で、知った上でちゃんと最後まで生きたい、という紘汰のお姉さん。そして、場合によりけりだけど、秘密にしようと言い出したヤツは警戒しろという阪東マスター。
これ、お姉ちゃんの考えを通して、疑似的に舞の心情を描いていた、っていうことなんじゃないだろうか。光実は、舞に対しては秘密にして、作品内の比喩的には錠前の中に閉じ込めて守って、そうしていた方が舞は笑っていられる、幸せに違いない、って言ってるんだけど、今話時点では舞本人の秘密に関するスタンスは描かれていない。だから、そういう光実の「笑っていられる舞」観は光実の独りよがりで、舞は紘汰のお姉ちゃんと同じく、知った上で向き合いたいと思ってる人なんじゃないか、という。
大多数を救うために少数は切り捨てるのが大人という、ユグドラシル側の(貴虎兄さんとかもまだ揺れてる模様だけれど)正義に対して、どっちも助けたいし、人、民衆も捨てたもんじゃないんじゃないのとどこかで信じたいという、紘汰の子供側的なヒロイック性。
なんか、「感情」を描いていて凄い良かった。物語の構成もしっかりありつつ、こういう登場人物の揺さぶられてる感情も描いているのは好感。大人だからと割り切る所にいったからこそ、紘汰にイラつくシド。まだ割り切るのとヒロイックな部分で揺れてる貴虎。割り切る側に移動してるんだけど、紘汰たちとの場所も大切なのも確かな光実。だけど、本当の動機は舞さんなのに、紘汰を立てるようにふるまい続ける光実。
阪東マスターの秘密を守ろうと言い出すやつには気を付けろとか、秘密は知ってる側が知らない側をコントロールできるとか、そういう話、今話時点だとすごい光実にかかってるように感じました。舞さん好きです! というのが心の本音であろうところを、舞には秘密にする……っていうのはどこか舞をコントロールしちゃってる、という。たぶんそれは、本当の所で光実が望むところではないはずなのに、という。
冷徹に思考してる部分と、舞さんとか好きな部分で揺れている光実が良いです。感情の部分でダークな部分とヒロイックな部分で揺れている、というのが共感的。なかなか、時世的にも強い正義・信念をかかげて突き進む、というヒーロー像も描きづらい気がするので、迷ったり揺れたりする過程もヒーロー達を追いながら描いて行くというのは良いと思うのでした。
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