週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」253Q「任せてくれ」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 伊月さんが、赤司くんから学び取って二手、三手先を読むことに開眼。葉山に何か仕掛けた所まで。

 絶対絶命からの逆襲にあたって、精神面の覚醒以外に、相手(他人)からも学べるという要素が入ってきたのは嬉しい。これも、敵、というか他人は淘汰しないと気が済まないと言っていた赤司くんとの対比だよな。一番似てるのは黄瀬くんの能力で、それは赤司くんには模造品だって言われちゃったんだけど、今回の伊月さんのは単純なコピーじゃなくて、相手から学んだ上でイーグルアイと複合化して進化した感じ。

 「敵(相手)」からも学べるのならば、敵はただの淘汰対象じゃなくて、敬意を払うにあたる存在になる。

 日向がシュートフォームに関して実渕に憧れていた伏線は既に入っているので、VS無冠の五将戦はこの方向になるのやもしれない。敵(相手)のフォロワーであることが、必ずしもネガティブじゃない、っていうのは中々画期的なメッセージと感じたのでした。



TVアニメ 黒子のバスケ SOLO MINI ALBUM Vol.1
黒子テツヤ(小野賢章)
ランティス
2014-03-26


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