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 『仮面ライダー鎧武(ガイム)(公式サイト)』、第26話「バロンのゲネシス変身!」の感想です。

 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 何だかんだで城乃内さんを支える鳳蓮さんが描かれた前回の次の話として良かったんじゃないかと思った一話。前回の話けっこう重要エピソードの気がしてるんですよね。

 アバンの、裕也を殺してしまったことを舞に打ち明けた後、舞の反応にハっとする紘汰のシーンが良かった。紘汰と貴虎が「人類を救いたい」で一緒なんだけど、それにまつわる苦悩に関して、紘汰には、


 「そんな大変なこと、一人で背負ってたんだ」(舞)


 と言ってくれる舞が側にいるのに対して、貴虎の側にはそういう人が一人もおらず、


 「俺が背負うべき罪」(貴虎)


 と一人で抱え込んでしまっていると。

 光実からすると、舞に打ち明けて苦悩を分かち合ってしまった紘汰は「もうヒーローじゃない」ということなんだけど。どうもこれ、そうじゃないだろって方に話が進んでいきそうな。

 そういう流れで次回第27話「真実を知る時」の次回予告が、紘汰と貴虎の共闘。これはフライングで涙腺にきます。貴虎は「理由のない悪意」、「どうしても犠牲は出る世界」を受け入れるしかないと思ってるのに対して、紘汰はそういう世界のシステム自体を変えたいと思ってる。反目はしてるのだけど、人を助けたいっていう気持ちは作中ツートップくらいの勢いで同じ二人だからなぁ。熱い。紘汰が、貴虎の苦悩を分かち合ってくれる存在になってくれたらどんなにかいいのにと思うのだけれど。

 『鎧武』イイな。「世界のシステム自体と戦う」という主人公の精神の物語の進展と新フォーム登場がリンクしたカチドキアームズ登場回の第24話以降、かなり心掴まれていて、『ディケイド』は特殊ポジションで別枠だとすると、『龍騎』『555』の頃以来のハマりっぷりかもしれない。

→映画メイキング



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→前回:仮面ライダー鎧武第25話「グリドン・ブラーボ最強タッグ」の感想へ
→次回:仮面ライダー鎧武第27話「真実を知る時」の感想へ
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