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 週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第32話「桜雨キリヱの正体」の感想です。
 ネタバレ注意です。
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 見開き右下部に、劇中の新関東圏の地図が。かなりの部分が水没して新東京湾になっていて、その中に軌道エレベータがあるって解釈でいいのかな。これ、どう考えても軌道エレベータ開発関係にはつくばが何か噛んでる勢いです。あの都市の人達凄いからな(個人的見解)。

 前回からの流れで、軌道エレベータの上、仙境館の「最上階のスウィート」、そういう上へ上への志向っていうのはある程度資本獲得競争で勝ち抜く(お金を沢山獲得する)ということを意味してる世界観なんだけど、ちゃんと今話で一空先輩からつっこみが入っておりました。塔に上るお金を貯めるのが目的なのか、と。

 刀太としてはそれは違うと。で、理由の一つに「故郷の友人たち」をあげていた感じ。

 この、故郷の友人たちみたいな「共同体」と、上を目指す志向と、両方作中に入ってるのが『UQ HOLDER!』の一つの特徴だよな、と。上を目指して進歩だ、資本獲得だと邁進すれば、周囲の共同体は壊れていく(例えば上を目指して単身上京すれば、故郷の共同体とは離れてしまう)。塔に向かう話だけれど、一空先輩の境遇なんかは、明らかに上を目指して進歩していく中では勝てなかった側なわけで。「UQホルダー」自体がマイノリティの共同体なんだけど、九郎丸なんかに続いて、一空先輩もたいへんに世の大多数からはあぶれていた側、だけど生かされていた側として、マイノリティ側的。やはり時世も反映して、次の「共同体」にまつわる物語。

 桜雨キリヱの不死能力はStage.6より「死ぬと転生」「セーブポイントの設置」までは分かってるのですが、これは「アンタはもう6回も私を守れなかったのよ!」発言からすると、ループ的な要素も入ってる感じなのかな。『ネギま!』だと超編を思い出す感じです。

 『ネギま!』より、ループとかパラレル世界ネタはもうアリな世界観なので、『ネギま!』最終回で明日菜が見た未来軸の麻帆良学園にあった軌道エレベータと、『UQ HOLDER!』のアマノミハシラと同じものなのか? の謎(単行本第1巻の巻末でわざわざこの謎がクローズアップされていたりもする。)もその辺りのギミックで解決可能なのかな。個人的には、『ネギま!』にあった、超が未来で遭遇していた「悲劇的な出来事」の時間軸に『UQ HOLDER!』でリンクする、という展開とか、やっぱり見てみたいのですが。

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