記事中はネタバレ注意です。
穂乃果、海未、ことりちゃんが沖縄でババ抜きに興じる中、本編は結構重要な感じで、1期第4話の続き的な、花陽からのリプライ(返事)篇。
1期第4話は、自分の本質としてアイドルをやりたいのに、花陽はそれを抑圧してしまっている。そんな花陽の背中を、凛と真姫が押す……というエピソード。
なのだけど、それは表で、それぞれ「外界からボーイッシュな人物像を求められてしまっているけれど、自身の本質として女の子らしい服も着たい」凛と、「外界から医者になることを求められてしまっているけれど、自身の本質として音楽を志向してしまっている」真姫が、「抑圧している」自分自身のことを花陽に重ねて応援している、という裏構成があった一話。花陽を救ってあげたい動機が、自分自身も抑圧から自由になりたい気持ちとリンクしてるという話なのですね。
裏の二人の方の問題が1期では今一つ解決してなかったのだけど、今回、1期4話で「自分が本質的にやりたいこと」に関して凛に背中を押してもらった花陽が、今度は「本当は女の子らしくありたい」凛の背中を押す、という形で一つ決着。「外部の状況から要求されることではなく、自分自身が本当にやりたいこと」は、『ラブライブ!1期』で、花陽に始まり、中盤の絵理、終盤の穂乃果、ことり、などなどと作品の核心要素の一つだったので、ここで凛にも決着が付くのは綺麗。
この流れだと、2期では残ってる真姫の方もやるのかな。外界のシステムから要求されている医者か、己が本当にやりたい音楽か、というのは進路問題が絡んでくるので、三年生の卒業が絡む2期としては、やるなら重要エピソードになりそう。
そんな真面目な話も感じられる流れで、次回予告はニコ先輩の剣道仮面か……。相変わらず攻めてる作品だな……。
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→前回:アニメ『ラブライブ!2期』第4話「宇宙No.1アイドル」の感想へ
→次回:アニメ『ラブライブ!2期』第6話「ハッピーハロウィーン」の感想へ
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