ネタバレ注意です。
オーバーロードたちが、ヘルヘイムの侵略にあたって、一握りの強者が進化して生き残った存在だと明らかに。これは、バッドエンドとしてのオーバーロード(フェムシンム)世界エンドのifとして、地球をどうトゥルーエンドに導く解法があり得るのか、という物語が見えてきた感じ。伊達に、ゼロ年代ルート分岐作品の総括のような『魔法少女まどか☆マギカ』を書いた虚淵さんがシリーズ構成してないよ。
「誰もが強さを求めたゆえに。誰も破滅を止められなかった」(呉島貴虎)
とはいえ、現状では「禁断の果実」なる最強の力を求めて、みんな争ってるような状況なわけで、このままでは地球もフェムシンムと同じエンドになってしまう。
少数の強者が進化して支配者層になり、他は滅びたフェムシンムの歴史は、7人に1人をベルトで助けて他は犠牲になる、というユグドラシルの計画と同種のこと。「常に犠牲は出る」というのを受け入れている世界観。そのシステム自体をぶち壊すために闘うという紘汰がそれに挑む、というような物語の構図。
解法はまだ見えないけれど、強さのみを求める(最終的には禁断の果実志向に辿り着く)サイドとは違うサイドとして貴虎兄さんが覚醒しそうなので、兄さん復活は楽しみです。光実verの「偽りの斬月」ではないいわば「真・斬月」現るみたいな感じにかけてくるのかな。兄さん再変身楽しみだ。
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