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 週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第34話「キモ刺客、再び!」の感想です。
 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 前回書いたのに引き続き、「ループもの」に関してゼロ年代の物語にあった部分を、数話でやってしまう勢い。扉絵にもあった通り、桜雨キリヱが姫ポジションで刀太が騎士ポジション、姫側がループ能力持ちで、果たしてループする姫を救えるか? っていう構造はまあ「『ひぐらしのなく頃に(解)』」とかなんだけど、今話でもう姫の救済ミッションはひとまず達成してる感じ。

 一空先輩と九郎丸がやってきてくれたのが、六回目のループで刀太の言動が変なことに気づいて来てくれたのだとしたら、これまたゼロ年代ループもので、トゥルーエンドへの重要条件として描かれていた「仲間がループの現象を認知する」も、達成してしまっている感じ。

 ゼロ年代ADVで隆盛したループ作品は素晴らしく、KEY作品とか神がかっていたと思うのだけれど、2014年型の『UQ HOLDER!』としては、ループを繰り返しながらトゥルーエンド(メインヒロイン生存エンドみたいなの)を目指すという物語構造自体、メインにそえるにはもう一昔前のものくらいの前提なのかもしれない。作風として現実で頑張ろうよというのは感じているので(『ネギま!』でいう「完全世界」に逃避するんじゃなくて、現実で、というような話)、ループ世界の自意識の旅とかもうイイから、この危機的な現実何とかしていこうよくらいの勢いなのかもしれない。

 って書いたタイミングで、ループとか(ギャルゲー含む)ゼロ年代ADVと縁が深い、赤松先生の『ラブひな』が文庫版でまた刊行開始。永遠の温泉旅館に逃避したり、現実で戦ってみたり、消費者忙しいな……。

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→『ラブひな』も紙の書籍の文庫版でまた刊行開始



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