ネタバレ注意です。
封鎖され、いざとなったら切り捨てられる沢芽市が、例の「必ず犠牲は出る世界のシステム」の犠牲になる側になってる感じ。
民衆を信じられるか問題も、戦極さんがプロジェクトアークを世界に公開してしまったのだけど、果たして民衆も、犠牲を出して少数が助かる的発想に行くのかどうか。民衆サイドの希望側として描かれているのはおそらく紘汰のお姉ちゃんなんですよね。こういう状況でも、人助けとかしようとしている。
・プロジェクトアークで行くなら、6人犠牲にして1人助ける。
・敵の侵略にあたり、沢芽市を犠牲にして、他を延命するという発想。
・ロシュオさんの沢山の犠牲を払って愛する一人を生かそう、という目的。
とか、この辺りが「必ず犠牲は出る世界のシステム」が絡んでいるあたりで、紘汰がそんなシステム自体をブチ壊したいという願望を抱いてしまっているあたり。
第17話(感想)けっこう重要な気がしてきて、人質作戦で紘汰のお姉ちゃんか紘汰か、どちらかが犠牲にならないといけない、というシチェーションで、凰蓮さんが謎のブレイクを見せてどっちも大丈夫だったのですよね。この話の凰蓮さん的、謎のジョーカー的解法があるのかもしれない。
ここまで盛り上げてきてるので、『龍騎』リフレイン的に、誰かが犠牲になって世界は均整を取り戻しました、良かったけど切ないね、で終わりにはならない作品のような気がしてるのですよね。
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