ネタバレ注意です。
・ミサイル攻撃を受けて世界から切り捨てられる沢芽市
・沢山の市民の犠牲の上で生命を取り戻す(かもしれない)王妃
あたりが、例の「誰かが助かる一方で必ず犠牲は出る世界のシステム」描写。お姉ちゃんが連れて行かれちゃったので、身近な大事な人を犠牲にするか他の誰かを犠牲にするか、という問題もかかってくる。お姉ちゃんが王妃と同じ状況になったら、紘汰もロシュオさんと同じことするんじゃないの? と。
ここまではロシュオさんが神崎兄であり、紘汰が蓮であったりと、『仮面ライダー龍騎』までの物語。今話では紘汰が知恵の実を戒斗に譲ってもいいというようなことも言っており、ここまでなら『龍騎』ラスト的解法もありそうな。なのだけど、『鎧武』はその先を描こうとしてる作品だと思われるわけで。
「王の力」、つまりは競争を勝ち抜いて、沢山の犠牲を出して(他を淘汰して)勝ち取った絶対的な力に関して(ここまでが『龍騎』文脈と同じ)、ロシュオさんと、紘汰あるいは戒斗がifになっており、紘汰や戒斗はロシュオさんとは別解を見せそうな感じ。
これ、知恵の実を分割するんじゃないのかな。だから、モチーフは果実に錠前だけじゃなくて、それを切り開く(切り分ける)刀だったみたいな。
そんな流れの中で、次回サブタイには「選別」「犠牲を出して少数を助ける」ネタの「箱舟」ワードが。非常に盛り上がってきております。
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