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 週刊少年ジャンプ連載分の「黒子のバスケ」267Q「久しぶりだね」の感想です。
 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 真・赤司くん、独力でいきそうな所でパスを出し、能力もメンバー全員をゾーンに入れると、仲間志向の存在に。もともとif過去の帝光っぽい洛山でしたが、独力志向で破綻に向かわず、かつ全員がゾーンに目覚めてるという、過去の帝光の理想形MAXヴァージョン的な最後の相手に。

 過去の帝光と洛山になくて、現在編の誠凛にあった要素として描かれていたのは、「仲間志向」「敗北の意義を知ってる」「火神がいる」あたりだと思うのですが、「仲間志向」は真・赤司くん洛山も目覚めてしまったので、残り二つあたりが鍵になるのかな。

 洛山がif帝光っぽくて、理想形に見えてくるからこそ、現在の「キセキの世代」メンバーは今は外野で、やっぱり洛山は過去の帝光ではない(黄瀬くんの台詞的に、昔俺達が受けていた真・赤司くんのパスを、今は洛山メンバーが受けている)とも思える物悲しさも良い感じ。それを言うと、黒子の方も今パスを受けてるのは青峰じゃなくて火神なので、やっぱり時間は流れて色々なことは変わってしまっている。


「またいつかバスケやろーね! みんなで!」
「…はい」(コミックス第9巻より)



 の辺りは過去が輝いて感じられるからこそこ切ない感じで(どこか戻らない過去が意識させられる)、それでも、変わってしまった現在編なりに、過去に決着つけないと、な感じの終盤。この辺りのしめっぽい雰囲気を描いてるのが『黒子のバスケ』のイイところ。



TVアニメ 黒子のバスケ SOLO MINI ALBUM Vol.3
緑間真太郎(小野大輔)
ランティス
2014-07-07


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