ブログネタ
UQ HOLDER! に参加中!
 週刊少年マガジン連載の、赤松健先生の『UQ HOLDER!』(ユーキューホルダー)、第43話「潜入捜査」の感想です。
 ネタバレ注意です。
 ◇◇◇

 今回より新章開始で、舞台は旧麻帆良学園とおぼしき巨大学園へ。

 仙境館自体が温泉旅館で『ラブひな』っぽいと思ってるわけですが、今度は『ネギま!』要素っぽい場所に。前回までの何かと前作と今作の間にあったことを繋ぐ話だったのを終えたタイミングで、前作の学園とか、今作にも繋がってますと明らかになる順番は面白い。

 温泉旅館も巨大学園も、旧作は中から外へ広がっていく物語だったのに対して(麻帆良学園の中の話から始まって、徐々に外の世界へ出ていく)、今作『UQ HOLDER!』では最初に外に広大でかつ歴史がある世界が広がっていて、そっちの話から入って、温泉旅館も巨大学園もその一部、という順番なのは重要と感じます。最初から他の世界や価値観が見えてるんですね。旅館とか学園とか、そんなの世界の一部でしかないよ、という前提が今作には最初からある。

 学校という場とか、現実の2014年時点でも既にその意義を問われてるので、近未来の作中2086年ではますます価値が相対化されてるはずで、学校、世界の中の一つねくらいの感覚は現在の読者の僕としては心地よいです。ある意味、未だに学校の中だけで物語が終わる氾濫する学園もの作品に対するシニカルな視点。

 あとは今まで描かれていたのは『UQホルダー』の日本支部で、世界には他に拠点もあるという話も今話は面白かったです。謎の互助集団としての徒党がいて、それは世界ともリンクしている。近年僕が感じる「カッコいい集団」の要素を、「UQホルダー」は全部盛りされてる勢いです。

→『UQ HOLDER!』第3巻発売中



→Kindle版



●応援:絶版マンガ図書館

→前回:「UQ HOLDER!(ユーキューホルダー)」Stage.42「フェイトへの質問」の感想へ
→次回:「UQ HOLDER!(ユーキューホルダー)」Stage.44「潜入調査」の感想へ
『UQ HOLDER!(ユーキューホルダー)』コミックス第1巻の感想へ
「UQ HOLDER!(ユーキューホルダー)」感想の目次へ

「魔法先生ネギま!」マガジン連載分感想の目次へ
『魔法先生ネギま!』/コミックス感想の目次へ
クーネギ推奨!ネギと結婚するのは古菲説・まとめ