ネタバレ注意です。
ヘルヘイムの侵略に辺り、オーバーロード化した一握りの強者以外文明崩壊したフェムシンム達及びロシュオさんをバッドエンド側として、地球と紘汰はそういう破綻の物語のifとしての別解(トゥルーエンド的なもの)をこの先の物語で見せる、という感じになっていきそう。
おそらくはその分岐として、「他者との繋がりを絶つか否か」という選択肢が今話では語られます。他者との繋がりを絶つ側がロシュオさんと戦極さんで、絶たない側が紘汰と舞。
舞の、現在の光実クラスで裏切られても、それでもまだ絶たない、というのはかなりラディカルな気がするけど、こうして描いた以上そのくらいの気概がこの選択肢の条件なのかもしれない。裏切られたらすぐ切り捨て、あると苦悩するからと人との繋がりを断ち切る、その先にあるのは舞が指摘したような「自分以外誰もいない城」。紘汰がオーバーロード化して孤独フラグが立ってるので、この分岐は重く描かれてる感じ。紘汰のロシュオ化(全てを総べる力はあっても孤独)を覆す、というかロシュオの段階を超えていく感じをどう描くのか楽しみ。これ、スタンダードに良い感じのラストにまとまるのかな。『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』みたいに茫然とさせられて終わるみたいなのも個人的には嬉しいんですが。
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